親しい友人などと予定を立てる時に「夕方は空いてるよ~」
とザックリとした時間の決め方をすることってよくありますよね。
「分かった~!」と返事をしつつ、「え~っと?だいたい何時くらいなんだろう・・・」
と判断に困ってしまうことってありますよね。
夕方とはそもそも、何時から何時までを指すのでしょうか。
15時くらいを夕方と考えるひともいるでしょうし、17時以降を夕方と考える人もいるでしょう。
本来は「夕方」とは何時から何時までと定義が決まっているのかもしれませんが
その定義をはっきりと記憶している人はそう多くはないかと思います。
今回のように、あいまいな感覚である「夕方」を使って予定を立ててしまった時、
相手が何でも聞き返しやすい友人なら、負担にならないのですが
少し目上の人であったり、相手が多忙な人であったりすると
何度も同じようなことを聞き返すようで、躊躇してしまうこともありますね。
今回は、「夕方」のように曖昧な表現を使って予定を立てる時に注意したいこと
朝、昼、夕、夜・・・?だいたい何時くらいのことを指しているの?
わたしたち日本人は一日の大まかな流れを、朝、昼、夕、夜などと色々な言葉で表現します。
しかし、それぞれの言葉を聞いても、
そこにいる全員が、同じ時刻を思い浮かべることは、まずありません。
それは、それらの言葉をみんながそれぞれ自分の概念で使っているからです。
実際にそれぞれの言葉を辞書で引いてみました。
朝:夜が明けて間もない時。また、夜明けから正午ごろまでの間。
昼:1 日の出から日の入りまでの明るい間。
夕:日が沈んで夜になろうとする時。
夜:日没から日の出までの間。
とあります。これを見ると、季節によってもその時間がか変わってしまうように感じます。
では、みんながそれぞれの感覚で、この朝、昼、夕、夜という言葉を使っていくことで問題はないのでしょうか。
日本では、気象庁が天気予報を伝える時などに「時に関する用語」を用います。
そこで具体的に、夕方は「何時から何時まで」と定義が記されています。
この、気象庁が天気予報等に用いている時に関する用語で時間を把握するのが
一番しっくりくるのではないかと思います。
夕方:15時頃から18時頃まで
と定義されています。
このように定義付けられていると、
会話の中で、「夕方」という言葉が出てきてもおおよその時間が把握しやすいですね。
しかし、15時から18時というと、3時間もあります。
「夕方」という予定の立て方をするのは、やはり少し不安が残りますね。
夕方の概念・・・地域性でもその感覚が違うもの?!
最近ではすっかりおなじみになってきている、「ウチナータイム」というのをご存知でしょうか。
沖縄県民のみなさんの時間の感覚のことを指します。
沖縄の方はおおらかな県民性もあり、時間にあまり縛られません。
夜が長いと言われ、夜を楽しむ方が多いようです。
そんな沖縄の方の間では、夕方というと、
夕日が沈んで夕焼けが見えだす18時頃を夕方と感じるようです。
反対に、夕方が他の地域よりも早くやってくる北海道の方たちは
夕方と聞くと、16時くらいを想像するようです。
日が長い季節でも、17時くらいには夕方と感じるようですね。
予定を間違えて伝えないために注意したいこと!
ではそのように、地域や季節、個人の感覚に左右されやすい感覚である
「夕方」に予定を入れる場合、間違えないようにするために
かつ、予定を入れる相手ともすれ違いをせずに済ませる方法はあるのでしょうか。
誰かと、「夕方ね~」というような予定の立て方をしてしまう場合には
こちらから話をするときには、「夕方の16時頃ね~」と
おおよその時間を言い添えるように意識します。
相手が「夕方ね~」と言ってきたときにも、
「夕方の16時頃で大丈夫~?」と必ず聞き返すようにします。
少し手間ですが、そこで16時ではなく相手が18時くらいを想定していたとしたら
予定を合わせることができます。
予めおおよその時間を知らせていれば、
やむを得ず遅れてしまうときにも、メールなどで連絡を入れやすいですね。
具体的な時間をまったく決めていないと、
ずっと待ちぼうけしてしまうこともありますよね。
あと一言思い切って聞くことを意識すれば時間を有効に使うことにもなります!
ぜひ、実行してみてくださいね。
最後に
「夕方」が一体何時から何時までを指しているのかについてご紹介しました。
だいたいの時間を既に知っていたという方もいらっしゃったのではないでしょうか。
改めて、「夕方」と聞くと日が沈むころを連想するなということも再確認しました。
夕方の定義は、辞書では「日が沈んで夜になろうとする時」というのも
日本語には情緒があって素晴らしいですね!!