たくさんの人々が利用する山手線。
あなたは、山手線が一周するのに何時間・何分かかるのかをご存知ですか?
普段何気なく利用しているけど、所要時間は知らないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、山手線を一周するのに、何時間・何分要するのかをご紹介していきます。
又、山手線各駅の特徴も記載しています。
駅の特徴を知り、東京をもっと楽しみましょう!
山手線一周の所要時間とは!?
始発から終電までの全ての列車を調べると、一周の所要時間は最短で62分、最長で69分かかります。
全列車を平均すると、内回り63分49秒、外回りで63分43秒です。
内回りと外回りでは、所要時間に大きな違いは見られませんね。
2020年に開業予定の「山手線新駅」の営業が始まるまでは、山手線1周は「1時間と3・4分」と覚えておくと良いでしょう。
山手線29駅の特徴を教えて!!
田町
田町駅の山手線側には慶應義塾大学があり、駅前から大学までの間には飲食店街が続いています。
しかし、神田・早稲田等と比べると、学生街という印象は薄いです。
又、大学以外ですとオフィスも多く、さらに駅から少し離れるとイタリア大使館やオーストラリア大使館等に続く高台も存在します。
品川
品川はホテル等が林立している「高輪口」、新たに再開発が行われオフィスと混在する「港南口」と、線路をはさんで全く違う様相を見せる街です。
又、2027年開業予定のJR東海リニア中央新幹線の首都圏側の始発駅にもなりますので、今後さらに発展していく土地なのですよ。
大崎
大崎は、目黒川の水運を利用し工業地帯となっていましたが、1987年の大崎ニューシティ以降、再開発で街の雰囲気が大きく変わりました。
駅東側の開発に続き、現在でも未だ建設が続いていますので、今後も変化していく街と言えるでしょう。
五反田
五反田は駅前とお屋敷街の2つの顔を持つ街です。
駅前には風俗や飲食店街がある為、降り立った時点で悪い印象を持つ方もいらっしゃるでしょう。
しかし、駅から離れたエリアには古くからのお屋敷街も存在しますので、新たな発見ができるかもしれませんよ。
目黒
今、人気急上昇中の目黒は、駅前でオフィス棟・住宅2棟の大規模な開発(2016年時点)が進んでいるそうです。
又、駅をはさんで山手線内側は品川区や港区が接しており、「東京都庭園美術館」「国立科学博物館付属自然教育園」等の自然を楽しめる場所もあります。
そして、山手線外側には桜の名所である「目黒川」がありますので、目黒は自然の多い街と言えるでしょう。
恵比寿
2016年「みんなが選んだ住みたい街ランキング」で1位に選ばれたのが恵比寿です。
駅ビルアトレの他、駅周辺には飲食店等が集まっており、話題になる店の出店も頻繁で、メディアに取り上げられる事も多いですね。
その反面、駅前での盆踊り等、庶民的な雰囲気も残されている素敵な街です。
渋谷
渋谷には「渋谷駅街区土地区画整理事業」といった開発計画があり、2010年~2026年の16年間を費やして、さらに発展していく予定の街です。
銀座線・埼京線の移動等も含め渋谷駅の交通は大きく変化していくでしょう。
又、駅周辺では複数の高層ビルの建設が計画されていますので、今でも繁華な渋谷がさらに賑やかさを増していくでしょう。
原宿
原宿は若者や外国人に大人気の街ですね。
それに対し、駅の山手線外側には明治神宮や代々木公園等が広がっており、意外と緑が多いという別の顔も持ち合わせています。
原宿も駅をはさんで全く違う雰囲気が広がっている街なのですよ。
代々木
代々木は予備校や専門学校が多く、それに伴い若い人も多い街ですが、そんな場所に混ざって商業施設やオフィス等も点在しています。
又、新宿御苑と明治神宮にはさまれた土地でもありますので、少し歩けば緑が楽しめる街でもあるのですよ。
新宿
世界一乗降客数が多い駅、それが新宿です。
よて、使用できる路線も多いのが特徴的ですね。
利便性については言うまでもなく、多くの百貨店・商業施設・娯楽施設・公共施設も集積している街です。
新大久保
新大久保にはアジアから来た人たちが多く集まり、独特の雰囲気を持っています。
駅周辺には韓国・中国・タイ・トルコ等、各国の料理店や食材店が集まっており、それを目的に訪れる日本人も多いです。
好きな人には楽しい街ですが、あまり一般的ではない様で、住む場所としての人気は低めです。
高田馬場
古くから大学・専門学校等が集中する学生街で、その為安くてボリューム自慢の飲食店が多く存在します。
住宅も通り沿いは新築物件が多いものの、少し入ると古い木造住宅やアパート等も見られます。
土地の制約から大型開発は難しそうですが、今後も少しずつ変化を見せてくれる街でしょう。
目白
山手線のみが利用できる目白駅は、他の駅と比べると利便性はそれほど高くありません。
しかし、その分街全体が静かで落ち着いた印象を持っています。
学習院大学・日本女子大学等もあり、学生の利用が多い駅ですが、グレードの高い住宅地も点在しており、豊島区の中では有数のお屋敷街でもあるのです。
池袋
池袋駅周辺は、東口に西武百貨店、西口に東武百貨店がある他、複数の大型家電店・サンシャインシティ・東京芸術劇場・立教大学等が存在します。
それ以外に商業施設や飲食店も多くありますので、新宿と並ぶ一大繁華街となっているのです。
又、駅周辺の広大なエリアが住宅街でもあり、新宿や渋谷等と比べると比較的手頃に借りられる為、最近では住みたい街としての人気も高い場所なのです。
大塚
大塚は庶民的でのどかな雰囲気を持つ街で、駅前にはコンパクトにまとまった飲食店街・商店街・神社・並木等があります。
派手さはありませんが、ゆったりとした時間を過ごしたい方には良いでしょう。
巣鴨
巣鴨の有名な場所として「おばあちゃんの原宿」と言われる巣鴨地蔵通り商店街が挙げられます。
大型バスが訪れる観光地にもなっていますので、もちろんおばあちゃん以外の人も多く訪れる場所です。
その一方で山手線内側、駒込との間にはかつて大和郷と呼ばれたお屋敷街があり、現在もブランド力のある住宅地となっています。
駒込
駒込は、北側に旧古河庭園、南側に六義園と古い庭園がある街で、駅周辺には知名度は高くありませんが神社も集まっています。
又、老舗と言われる和菓子店・洋菓子店もあります。
そして、東口周辺には飲食店等が集まる一画、駅から少し離れた場所には商店街等がありますので、色々な楽しみ方ができる街と言えるでしょう。
田端
田端駅を中心に山手線内側は高台、外側は低地となっており、高低差のある土地がお好きな方は興味を持たれるでしょう。
又、田端駅北側の尾久にJR東日本の車両基地がある為、田端駅を通過する車両は非常に多く、電車好きの方にもオススメの街です。
駅周辺にはまとまった商店街等はないものの、2008年には駅ビルが開業したので、日常的な買い物が便利になったのですよ。
西日暮里
駅前には道潅山通り、少し離れた場所にそれと直交する尾久橋通りが走っている為、広場的なスペースがなく、やや雑然とした雰囲気の西日暮里。
山手線高架下には飲食店等が集中し、尾久橋通り沿いには中規模のオフィスビルやマンションがあります。
又、2008年に開業した日暮里・舎人ライナーも、宅地開発が進むにつれて活発化しているそうですよ。
日暮里
2010年に開業した成田スカイアクセスを使用すれば、成田空港まで30分程で行く事ができる為、利用する方も多い日暮里駅。
見た目は地味な方ですが、世界への玄関口となっているのですね。
駅西側には観光地としても有名な谷中銀座、駅東側には繊維問屋街、駅前にはタワーマンションがそびえている街です。
鶯谷
駅の西側は寛永寺の墓地や上野公園に接している為に発展の余地がなく、東側は高低差が激しい為に駅の利用者も少ない鶯谷。
利用客は山手線内で最も少ないのだとか。
神社の多いエリアで、昔ながらの風情が残る街です。
上野
北の玄関口である上野は、駅自体にクラシカルな雰囲気があり、始発・終着駅らしさが味わえます。
駅の山手線内側は上野公園に隣接しており、国立西洋美術館・東京文化会館等があります。
それに対し反対側には、御徒町まで続く商店街がある為、最近では外国人観光客も大挙して押し寄せている街なのです。
御徒町
春日通りに面している為、駅前は狭く、広場的な空間はありませんが、通りの周辺は山手線と並行して繁華な商店街があります。
その為、いつもたくさんの人で賑わっています。
上野にも共通する事ですが、庶民的な安さや親しみやすさが特徴的な街でしょう。
秋葉原
秋葉原は電気街として知られており、現在も大型店等が並んでいます。
又、アニメやゲーム等のファンも多く集まる為、観光バスで訪れる外国人も多い街です。
以前はどちらかと言えば住みにくい街でしたが、駅近くに複合ビルや商業施設ができた事から、居住する人たちの満足度もアップしたそうです。
神田
駅周辺には手頃な価格と味が売りの居酒屋等が多く、それを目的として訪れる人も多い神田。
街全体としては中小ビルを中心にしたオフィス街ですが、西口側を中心に商店街や、かつての下町の風情を残した住宅街も存在します。
東口の前を通る中央通りを直進すると、すぐに百貨店や大型ビルが立ち並ぶ日本橋がある為、わずかな距離しか離れていないのに街の雰囲気がガラリと変わるのも神田の面白い所です。
東京
首都圏のみならず日本全体の中央駅と位置づけられている東京駅。
山手線内側にあたる丸ノ内側は大型ビルが並ぶオフィス街、八重洲側はビルを中心に、数多くの飲食店も集まっています。
又、駅周辺は開発計画が目白押しとなっていますので、今後も大きな変化が見られるでしょう。
有楽町
駅周辺にはいくつもの大型商業施設や映画館が立ち並ぶ有楽町。
住むというイメージはほぼない街です。
新橋
オールマイティなアクセスのある駅で、その周辺には飲食店街が広がり、以遠はオフィス街となっています。
山手線外側には2002年に街びらきをした汐留シオサイトがあり、高層ビルやタワーマンションが並んでいます。
それに比べると新橋駅周辺のビルはかなり古い物が多く、一部には今後建て替える計画もあるそうです。
浜松町
駅に隣接する世界貿易センタービルにはバスターミナルがあり、首都圏の主要観光地・千葉方面・東北方面・西日本方面へと多様な路線が用意されている他、東京モノレール羽田空港線も乗り入れている為、搭乗客が多いのが特徴的です。
駅周辺は都内有数のオフィス街があり、山手線外側・東口から歩いて5分程の場所にある浜松町ビルディングの再開発計画も話題になっていますね。
西口に比べいささか寂しい印象のあった東口が、今後どのような発展を見せるのか楽しみです。
最後に
今回は山手線一周の所要時間と、各駅の特徴をご紹介してきましたが、ご参考になりましたか?
山手線は約1時間で一周できるので、これを利用して散歩等を楽しんでみるのも良いでしょう。
又、今後山手線周辺に住む方にとって、街の雰囲気がどの様なものなのか、気になられると思います。
この記事をご参考に、ぜひ東京を知って下さいね!
そして、観光される方にもガイドブックと併用して読んで頂ければ幸いです。
たくさんの方が利用する山手線。
あなたも、ぜひ乗ってみて下さいね!