生活の身近にある「生姜」。
薬味として、毎日の料理に取り入れる方も多いのではないでしょうか?
又、冷え性に悩む女性や、風邪のひき始めにも、生姜を摂取すると良い、なんて聞きますよね。
しかし、生姜の効能はそれだけではありません。
胃腸を健康にし便秘を解消する、肌の乾燥や老化を防ぎ美肌を保つ等・・・。
特に女性に嬉しい効果が満載です!!
そこで今回は、生姜の効能をご紹介していきます。
胃腸が悪い方・便秘が続く方・肌の乾燥が気になる方・風邪を引きやすい方等、様々な悩みを抱えている方の味方になる事間違いなしですよ!
優秀過ぎる生姜の成分をご紹介!
生姜特有の辛味には「ジンゲロール」という成分が含まれています。
ジンゲロールを加熱・乾燥させると「ショウガオール」と「ジンゲロン」という成分が発生します。
ジンゲロールとショウガオールは生姜の辛味、ジンゲロンは生姜の香りの素なのです。
この3つの成分が、私たちの体に嬉しい効果をもたらしてくれるのです!
生姜の効能がすごい!!毎日取り入れたくなる理由とは?
*ジンゲロール*
ジンゲロールには血行促進効果があり、体の隅々まで血液を届けてくれます。
血行が良くなる事で、肩こりや冷え性を改善できますし、美肌もつくります。
そして、ジンゲロールには抗酸化作用がある為、アンチエイジングにも効果的です。
老け顔を予防し、若々しい肌へと導いてくれるのですよ。
又、免疫力を高める効果もあり、風邪を引きにくい体をつくります。
最後に、ジンゲロールは吐き気を緩和する作用もありますので、乗り物酔いやつわりに効果的です。
食欲不振の改善にも繋がるのですよ。
*ショウガオール*
ショウガオールは、生姜を加熱・乾燥させる事で効果を発揮します。
よって、生の生姜には含まれませんので注意して下さいね。
ショウガオールは、ジンゲロールとは違った体の温め方をしてくれます。
ジンゲロールは体の末端を温めてくれますが、ショウガオールは体の内側をじんわり温めてくれるのです。
又、ジンゲロールよりも強力な抗酸化作用があり、がん予防にもなります。
そして、痛みの原因である「プロスタグランジン」という物質の働きを抑制しますので、痛み止めにもなります。
生理痛や頭痛の緩和効果を期待できますね。
さらに、強力な保湿効果もあります。
ジンゲロールには、余分な水分を排出し、必要な水分だけを体内に残す働きがあります。
よって保湿の効果が期待できるのです。
*ジンゲロン*
ジンゲロンも、ジンゲロールを加熱・乾燥させる事で発生します。
こちらも、体を温める効果や、血行促進効果があります。
そして、血行が良くなると代謝も高まりますので、腸の蠕動(ぜんどう)運動を活発化し、便秘改善の効果があります。
腸内環境を整える事で、美肌やダイエットにも効果的ですので、女性にはとても嬉しいですね!
生?加熱?乾燥?どの摂取方法がおすすめ?
上記でもご説明しましたが、生の生姜に含まれるジンゲロールは、体の末端を素早く温める効果があります。
しかし、末端に熱を奪われ、体の中心部の体温は少し下がってしまいます。
よって、冷え性の改善に生姜を摂取するなら、生の生姜は向いていません。
生の生姜は、免疫力を高める効果・殺菌効果・吐き気止め効果を得たい時に摂取しましょう。
そして、冷え性改善には、加熱・乾燥した生姜がおすすめです。
血行を促進し、体を芯から温めてくれるのです。
又、体を温める事で、ダイエットや腸内環境の改善にも繋がりますよ。
乾燥生姜の選び方ですが、「熱で乾燥させたもの」を選んで下さい。
フリーズドライ製法のものは、効果が劣ってしまいますので要注意です。
生姜の1日の摂取量と注意点とは?
生姜を効果的に摂取するなら、1日10gを目安にして下さいね。
これは、あくまで目安ですので、10g以上摂取してしまっても心配はいりません。
しかし、体が生姜を苦手としているなら、10g以下でも体調不良を起こす可能性があります。
ご自身の体と相談して摂取しましょうね!
すりおろしやパウダーの場合の摂取量もご紹介します。
すりおろしで大さじ1杯程度、生姜パウダーで小さじ1/2程度です。
又、生姜パウダー1g=生の生姜10gに換算可能ですよ。
体に非常に良い効果をもたらす生姜ですが、摂取する上での注意点もあります。
1・・・胃腸の弱い方
生姜は刺激が強く、お腹の不調や胸やけを感じる可能性があります。
胃腸の弱い方には、加熱した生姜がおすすめですよ。
2・・・肌に炎症を起こしている方
生姜には、熱を生み、発散させる働きがありますので、肌に炎症がある方は悪化してしまう可能性があります。
3・・・妊婦さん
上記では、つわりによる吐き気に効果的と記載しましたが、過剰摂取は厳禁です。
生姜を食べ過ぎてしまうと、流産の危険性があります。
摂取量はきちんと守りましょうね。
4・・・血液の凝固を抑える薬を服用している方
血栓症等で、血液の凝固を抑制させる薬を飲んでいる方は、薬の効果を弱める危険性があります。
健康の為に生姜を摂取する場合は、掛かり付けの医師に相談してみると良いでしょう。
5・・・体がほてりやすい方
熱を生み、発散させる作用がある為、心臓の働きが低下し精神状態が不安定になる可能性があります。
6・・・熱がある方
生姜は血行を良くし、体温を高めてくれますが、高熱が出ている方には向いていません。
症状が悪化する可能性がありますので、摂取は避けましょう。
上記以外にも、生姜を摂取すると体調が悪くなる方は、摂取を避けた方が良いでしょう。
摂取量を守り、正しく生姜を取り入れましょう。
最後に
今回は、生姜の効能や、摂取する上での注意点等をご紹介してきましたがご参考になりましたか?
「生姜が風邪に効果的」「冷え性に効果的」と知っている方は、大勢いらっしゃると思います。
しかし、抗酸化作用や吐き気止め、ダイエットに便秘解消等、こんなにたくさんの効果があったなんて驚きですよね!
これらの効果を最大に活かす為にも、摂取量や注意点は必ず守って下さいね。