春は送別会の季節ですね。
退職し、新しい道を歩まれる方は多くいらっしゃいます。
別れるのは悲しいですが相手のこれからを思って、退職時の送別会の挨拶はスマートに決めたいですよね。
今回は、送る側・送られる側の送別会の挨拶のポイントや例文をご紹介していきます。
送別会の挨拶のポイント
1・・・挨拶は否定的な言葉ではなく、前向きで肯定的に伝えましょう。
「〇〇さんが退職された後の部署は、静かで寂しいオフィスになりそうです。」→これでは送られる側も心配ですね?
「〇〇さんが退職さても、皆で〇〇部署を盛り上げ、仕事に励んでいきます!」→こうすると安心して退職できます。
2・・・感謝の気持ち・お世話になった気持ちをしっかり伝えましょう。
3・・・何を伝えたいのかが分かる様にまとめましょう。
ダラダラと長くなり過ぎず簡潔にまとめる事が肝心です。
4・・・自分の事ではなく相手の事を話しましょう。
「私は〇〇部長にたくさんの事を教えて頂きました。」→これは自分視点です。
「〇〇部長は私達にたくさんの事を教えてくださりました。」→これで自分の話ではなく部長の話になります。
5・・・仲の良い同僚や部下を送る際でも、礼儀をわきまえましょう。
6・・・挨拶には、その人との思い出を交えつつ感謝を伝えましょう。
具体的なエピソードを入れる事で、より気持ちが伝わりやすくなります。
「〇〇プロジェクトの際、〇〇さんと~」
「〇〇部長には仕事上だけではなく私生活でも~」 等
お世話になった事・共に取り組んだ事・笑った事等のエピソードを盛り込みましょう。
これらのポイントを踏まえた上で挨拶文を考えましょうね!
送られる側の挨拶の例文
本日は私の為にこのような会を開いて頂き、本当にありがとうございます。
また、課長をはじめ皆様からの温かいお言葉に感謝の気持ちでいっぱいです。
この度、私こと〇〇 〇〇(自分の名前)は、〇月〇日付けで退職する事になりました。
こちらで過ごした〇年間は、私にとってかけがえのないものです。
*エピソードを入れる。
*今後に向けての意気込み等、これからの話を入れる。
課長をはじめ皆様には、本当にお世話になりました。
最後に皆様のご健勝とご活躍を、そして〇〇株式会社〇〇課のご発展をお祈り申し上げ、お礼の挨拶とさせて頂きます。
本当にありがとうございました。
送る側の挨拶の例文
<上司に贈る挨拶>
〇〇課長。
〇年間大変お世話になりました。
いつも優しく、時に厳しくご指導して頂いた事は、私たち〇〇課の大きな財産です。
本当に感謝しております。
*エピソードを入れる。
新しい職場に行かれても、益々のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
本当にありがとうございました。
<同僚に贈る挨拶>
〇〇さん。
〇〇さんの仕事への姿勢は、入社当時からいつも尊敬してきました。
*エピソードを入れる。
新しい職場でもさらなる活躍を期待しています。
〇年間、一緒に仕事させて頂きありがとうございました。
<部下に贈る挨拶>
〇〇(相手の名前)、〇年間ありがとう。
大変だった事や共に力を注いだ事等たくさんありましたが、今はどれをとっても良い思い出です。
*エピソードを入れる。
新しい職場でも頑張って下さい。
〇〇の成長を楽しみにしています。
送られる側、送る側の挨拶の流れ
送られる側と送る側の挨拶の流れもご一緒にご紹介しますね。
<送られる側>
1・・・送別会を開いてもらった事への感謝の気持ち
2・・・いつ退職するか
3・・・会社でのエピソード
4・・・今後の意気込みや今後どうするか等
5・・・会社の人全員へのお礼
<送る側>
1・・・お礼
2・・・ねぎらいの言葉
3・・・会社でのエピソード
4・・・今後の活躍や健康のお祈り
基本的に、流れは上記の順になりますので覚えておいて下さいね。
最後に
今回は、退職時の送別会の挨拶についてご紹介してきましたがご参考になりましたか?
送る側も送られる側も、今までお世話になった方への感謝の気持ちと、今後の活躍を祈る気持ちをしっかり伝えましょうね。
お世話になった会社・職場の方ですので、言葉選びに迷ってしまうと思います。
しかし、気持ちがこもっている事が最も肝心ですよ!