皆さまは、年賀状での宛名の書き方について悩んだ事はありませんか?
ご家族に宛てた年賀状を出したいけれど、連名で出す場合は、どうやって宛名を書けば正解だっけ?
疑問に思う事はたくさんあると思います。
しかし、年賀状は新年を彩る大切な物ですので、きちんとマナーを知って、相手の方に喜んで頂きたいですよね。
ご家族宛てに、連名で宛名を書く時のマナー
1・・・世帯主の方の名前が、家族の名前の一番右にきます。
順番は、世帯主→妻→子供の順番に書きます。
たとえ、奥様とご友人の場合でも、連名にする以上は、世帯主の方の名前を一番右に書く事がマナーです。
2・・・世帯主以外は、苗字を省略して書きます。
奥様の名前が不明の場合は「令夫人」か「御奥様」と書きます。
3・・・敬称は全員に付けます。
基本的には「様」ですが、お子様と顔見知りの場合は「ちゃん」や「くん」でも可能です。
名前と名前の間に「様」と書いて省略するのは、大変失礼にあたるので、絶対にしないで下さい。
4・・・お子様の名前は省略する事もできます。
しかし、お子様は、自分にも年賀状が来た事を喜ばれると思いますので、書いてあげる方が良いと思います。
5・・・ご家族の人数が多い場合(約4名以上)は、世帯主の名前と「御家族様」で省略可能です。
「御家族様」以外に「御家族一同様」でも良いです。
「親しき仲にも礼儀あり」と言いますので、とても仲のいい方だとしても、年賀状は、しっかりマナーを守って書く事をオススメします。
同居・同棲している方には、どのように宛名を書く?
同居や同棲をしている方へは、基本的に、目上の方の名前を右側に書きます。
また、苗字も違うので、姓名で連名にすると良いでしょう。
ビジネスでも連名で宛名を書く?
1・・・ビジネスの場合は、連名で宛名を書く事はしてはいけません。
連名で書く事によって、管理する方にご迷惑をかけてしまいます。
手間はかかってしまいますが、お世話になった方には、個人宛で年賀状を出すことをオススメします。
2・・・お世話になった方が複数いる場合は、連名ではなく「部署宛て」で出します。
お世話になった方が、同じ部署内にいる場合は、部署宛てに出し、部署が違う場合は、各部署ごとに出しましょう。
3・・・会社宛てで個人に出す場合は、会社名→部署名→肩書き→名前の順に書きます。
名前は一番大きく書き、敬称は名前にだけ付けます。
4・・・小さな会社宛てに出す際は、社長名だけを書く事がマナーです。
5・・・(株)の様な省略した書き方は、失礼にあたりますので避けましょう。
年賀状では省略はせず、きちんと書くよう心掛けて下さい。
また、都道府県も略さずに書く方が良いです。
良い例
・年賀株式会社 営業部 御中
・年賀株式会社 営業部 部長 正月 太郎様
悪い例
・年賀株式会社御中 営業部御中 部長様 正月 太郎様
・(株)年賀 営業部 御中
・年賀株式会社 営業部 正月 太郎部長様
年賀状を書く時の、基本中の基本マナー
1・・・名前は、省略した漢字ではなく、正しい漢字を使いましょう。
2・・・書き間違えてしまった場合は、修正ペンなどを使わず、新しく書き直しましょう。
間違えてしまった年賀状は、郵便局に持って行くと、5円で新しい物と交換できます。
3・・・親しい仲の場合は構いませんが、基本的に縦書きが好まれます。
表面が横書きなら裏面も横書き、表面が縦書きなら裏面も縦書きと統一しましょう。
4・・・数字は漢数字を使いましょう。
基本的なマナーですので、どのような方に宛てる場合も共通しています。
最後に
年賀状の正しい宛名の書き方をご説明してきましたが、お役に立ちましたか?
年賀状は、知らないと恥をかいてしまう事もありますので、正しい書き方やマナーを知っておきましょう。
皆さまの大切な方の元へ、素敵な年賀状が届く事を願っております。