「殺人ダニ」と呼ばれるマダニ・・・。
そう呼ばれる理由・駆除方法・噛まれた時の症状・処置法を、あなたはきちんとご存知ですか?
マダニはとても恐ろしい害虫で、日本でもマダニによる死亡例が上がっています。
そこで今回は、マダニの駆除方法や噛まれた時の症状・処置法をご紹介していきます。
マダニを見つけたらすぐ行動!マダニの駆除方法とは!?
*家の中でマダニを見つけたら?*
マダニは家庭に生息する様な一般的なダニとは違い、自然の中に生息する害虫です。
そして、その場所へ行った人間やペットに付いて自宅へ侵入してしまうのです。
これが、マダニが家の中で発見される理由です。
マダニを家の中で発見した場合は、市販の「ダニアース」や「アースジェット」等の駆除剤を使うのがベストです。
間違っても潰してしまわない様に注意して下さい。
もし卵を持っているマダニを潰してしまうと、潰した瞬間に卵が飛び散り、被害が拡大してしまいます。
駆除剤を使ってきちんと対処しましょうね。
*庭でマダニを見つけたら?*
マダニは草の茂みにも潜んでいますので、自宅の庭に生息していてもおかしくありません。
庭でマダニを見つけたら、庭の草を刈り取って対処しましょう。
この作業中は、マダニが付着してしまう恐れがありますので、徹底的に防御して下さいね。
上の服は長袖にし、袖は軍手の中、裾はズボンの中、首はタオル等でガードしましょう。
そして下の服は、長ズボンを選び、長靴の中にズボンの裾を入れ、ガムテープで隙間を埋めましょう。
帽子も忘れず着用して下さいね。
この様に、十分に全身を守り、マダニ駆除を行いましょう。
*ペットにマダニが付着していたら?*
ペットの体にマダニを見つけたら、ペット用のマダニ駆除剤を使うのがベストです。
大切な家族をマダニから守る為に、早めに対処しましょうね。
もしマダニに噛まれたら!?どんな症状が出るの?
マダニに噛まれると、皮膚が赤く腫れあがり、かゆみも伴います。
しかし、もっと恐ろしいのは、マダニによる感染症です!
その感染症を「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」と言い、感染後6日~14日の潜伏期間を経て、発熱・倦怠感・嘔吐・下痢・腹痛・食欲不振等の症状が表れ、最悪死に至る場合もあります。
SFTSには未だ治療薬がありませんので、マダニに噛まれるという事は非常に恐ろしい事なのです。
さらに「ライム病」や「日本赤斑熱」等の感染症にかかる危険性もあります。
全てのマダニが病気を持っているというわけではありませんが、「たかがダニでしょ?」と侮らず、しっかり対処しましょう。
マダニに噛まれてしまった時の処置法を教えて!!
マダニに噛まれたと気付いた際は、すぐに皮膚科や外科を受診して下さい!
病院へ行く事が、最も安全な処置法です。
マダニに噛まれ、皮膚にくっ付いている状態を見ると、取ってしまいたい衝動に駆られると思いますが、グッとこらえましょう。
ここで無理に取ってしまうとマダニの口器が皮膚に残り化膿する恐れもありますし、引っ張った際にマダニの体を押してしまい体液が逆流してくる恐れもあります。
これらを避ける為にも、マダニに噛まれた際は一刻も早く病院へ行って下さいね。
又、病院を受診した後でも感染症にかかっている可能性がありますので、6日~14日は様子を見る必要があります。
そして体調に異変を感じた際は、すぐに病院へ行って医師に診てもらいましょう。
最後に
今回は、マダニの駆除方法や噛まれた時の症状・処置法等をご紹介してきましたが、ご参考になりましたか?
マダニとマダニによる感染症は、とても恐ろしいものです。
よって、マダニに噛まれた時は、すぐに病院を受診しましょう。
そして、マダニが生息しそうな場所へ行く際は、「ディート」という有効成分配合の虫よけ剤を使って予防しましょう。
又、長そで・長ズボンを着用し、肌の露出を抑える事も大切です。
しっかり予防対策を行い、アウトドアを楽しんで下さいね!