インフルエンザにかかった時、社会人の皆さまは、正しい出席停止期間をご存知ですか?
学校では「解熱後2日間は出席停止(幼稚園は3日)」「発症後5日間は出席停止」等、規定がありますよね。
しかし、会社では「〇日間休む事!」という決まった日数が定められていません。
会社の皆に迷惑がかからない様に・・・と焦る気持ちも分かりますが、無理に出勤する事でもっと迷惑をかけてしまいます。
今回は、インフルエンザになってしまった場合、会社を休む日数はどれくらいなのか?
目次
インフルエンザの出席停止期間は?
インフルエンザの出席停止期間は、平熱に戻ってから2日間の休みを取る事が一般的です。
熱が下がるのが、だいたい発症後5日とされており、その後48時間以内は排菌している可能性が高いので、合計で7日間の休みを取る事がいいでしょう。
インフルエンザを人にうつしてしまう可能性があるのは、発症前日~発症後7日間で、発症当日から5日間は、非常に感染力が強く、排菌量も多くなります。
他の方にうつしてしまわない様に、この期間は十分な休みを取りましょう。
インフルエンザ時の会社の対応は?
上記では、発症後7日間の休みを取れば良いと記載しましたが、会社によって変わってきます。
熱が下がってから2日経っても、体調が優れない場合は休みを取る必要がある会社もあります。
インフルエンザが発覚したら、すぐに上司に相談し、会社の規定に沿って出席停止期間を確認しておきましょう。
また、復帰の際に、医師からの診断書や治癒証明の提出を求める会社もありますので、事前に確認し、用意しておきましょう。
診断書は1,500円~5,000円、治癒証明は大人の場合1,000円以上と、それぞれの医療機関で違ってきますが、結構な額を取られてしまいます。
診断書や治癒証明を用意したのに、会社で必要なかった場合、この金額が無駄になってしまいますので、インフルエンザにかかっていなくても、会社の規定を把握している方が良いですね。
勘違いは危険?インフルエンザで気を付ける事
*「薬を処方されて、発症後3日で症状がなくなった」と感じても、出勤はしないで下さい。
薬の影響で症状が緩和され、出勤できると思ってしまう程、体が回復したとしても、インフルエンザウイルスは約7日間は体内で生きていて、感染力も保有しています。
自己判断で治ったと思わずに、休みはしっかり取りましょう。
*復帰後は必ずマスクをしましょう。
7日間の十分な休みを取った後の復帰であっても、完治までの期間には個人差がありますので、感染の心配が一切ないとは言い切れません。
感染防止と、エチケットとして、復帰後もしばらくはマスクの着用を心掛けて下さい。
インフルエンザでこんなに休まなければいけない理由
インフルエンザになると「会社に出勤できない」というのは分かりますが、なぜこんなに休みが必要なのかをご説明しますね。
感染者の1~1.5m以内にいると感染する可能性が高いといわれる程、インフルエンザの感染力は非常に強いです。
また、免疫力の弱っている人程、感染率が上がりますので、仕事で疲れている方ですと、すぐにうつってしまいます。
その上、オフィス内で勤務されている場合、暖房等で乾燥した部屋は、より感染力が強まりますので、非常に危険です。
インフルエンザは、基本的には飛沫感染が主ですが、接触感染や空気感染でも感染する恐れがある事が分かっています。
感染経路が多いほど、感染の可能性は高まりますし、どこにウイルスが潜んでいるのかも分かりません。
こんな症状が出たらインフルエンザかも!?
インフルエンザは発症前日から、すでに感染力を持っています。
ですので、下記にあるインフルエンザの症状が出だしたら、早めの対応を行って下さい。
・高熱 ・関節痛 ・筋肉痛 ・悪寒 ・ふるえ ・頭痛 ・倦怠感 ・咳 ・喉の痛み ・鼻水等
普通の風邪とは違い、熱が一気に38度以上上がる事と、関節痛・筋肉痛を伴う事がインフルエンザの特徴です。
これらの症状がある場合は、インフルエンザを疑い、すぐに病院へ行ってくださいね。
最後に
冬場になると、必ず蔓延するインフルエンザ・・・好んで感染する人なんていませんが、会社で「社会人として自己管理できていない」等と、酷く責められる方もいらっしゃるようです。
そうなると非常に悔しいですよね。
ご自身の体の為や、職場の方々に迷惑を掛けない為にも、外出時はマスクをしたり、帰宅時には手洗いうがいを心掛ける等の対策を行いましょう。
今回は、インフルエンザでの出席停止期間ついてご紹介してきましたが、ご参考になりましたか?
正しい判断を行い、体の為にもゆっくりお休み下さいね。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。