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皆さまは「耳下腺炎」という病名をご存知ですか?

耳下腺炎には2種類あり「流行性耳下腺炎」と「反復性耳下腺炎」があります。

この内の「流行性耳下腺炎」は皆さまもご存知の「おたふくかぜ」です。

では、「流行性耳下腺炎」=「おたふくかぜ」と「反復性耳下腺炎」の症状や原因にはどの様な違いがあるのか?

今回は、耳下腺炎の症状や原因、流行性と反復性の違いについてまとめました。

又、耳下腺炎は子供がかかりやすく、お母さんには「おたふくかぜなのか?反復性耳下腺炎なのか?」の判断が付けにくいです。

間違った判断をし、子供の将来にまで悪影響を及ぼしてしまう可能性もありますので、正しい対処法もご紹介していきますね!
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流行性耳下腺炎とは?

流行性耳下腺炎、別名おたふくかぜは、ムンプスウイルスが感染する事により発症します。

一度おたふくかぜにかかると免疫ができる為、二度と発症する事はありません。

感染経路は接触感染・飛沫感染で、潜伏期間は2週間~3週間と長めです。

症状は、耳の下から顎のラインに沿って痛みを伴う腫れが生じ、発熱する場合もあります。

咀嚼時に痛みが出やすい為、食欲が減少してしまうのも、子供のおたふくかぜの特徴です。

腫れは片方だけの子供もいれば、顎の下まで酷く腫れる子供もいますが、約1週間~2週間で腫れは引き、熱は2~3日で治まります。

耳の下が腫れている間は人にうつす可能性がありますので、発症後1週間~10日は幼稚園や小学校を休むようにしましょう。

おたふくかぜには特効薬がなく、腫れの痛みを和らげる鎮痛剤・解熱剤等、症状を緩和させる薬が処方されるのみです。

おたふくかぜにかかったら、処方された薬をしっかり飲み、安静にしている事が一番ですね!

おたふくかぜはウイルス性の為抗生物質は効きませんが、耳下腺に細菌が入り二次感染を起こしている場合は抗生物質を処方されますので、ちゃんと服用しましょう。

又、3日以上経っても腫れが引かず、高熱・頭痛・嘔吐・痙攣等の症状がある場合は髄膜炎等の合併症を起こしている場合がありますので、すぐに病院で診てもらいましょう!

その他にも、男の子は睾丸炎、女の子は卵巣炎になる可能性もあり、将来不妊の原因となってしまいます。

おたふくかぜ自体は処方された薬を飲み安静にしていると完治しますが、合併症に注意しながらお子さまを見守りましょうね!

反復性耳下腺炎とは?

反復性耳下腺炎は、繰り返し耳の下が腫れてしまう病気で、おたふくかぜの症状と見分けが付きにくいのが特徴です。

・耳の下が片方だけ腫れる ・感染しない ・発熱しない ・痛みが軽い ・何度も発症する

上記が反復性耳下腺炎とおたふくかぜの違いです。

反復性耳下腺炎の原因は、残念ながら未だ解明されていませんので、病院では痛みが酷い時に鎮痛剤を処方されるのみです。

しかし、2~3日で症状は自然と治まり、年齢と共に発症回数も減ってきますのでご安心ください。

反復性耳下腺炎の注意点は、「腫れは片方だし、熱もないからおたふくかぜじゃないだろう」「今回も反復性耳下腺炎だろう」と素人判断せずに病院で受診してもらう事です。

おたふくかぜになった事のない子供は特に注意が必要ですよ!
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耳下腺炎の対処法!

耳下腺炎は、耳の下にある耳下腺が腫れている為、咀嚼の度に痛みが出てしまいます。

痛みの為に食事を拒否する場合は、スープやゼリー等の噛まずに食べられる物を少しずつ食べさせましょう。

辛い物や酸っぱい物は、痛みを悪化させてしまうので避けて下さい。

又、耳の下や頬を冷たいタオル等で冷やしてあげると痛みが軽減されますよ。

おたふくかぜの予防接種は任意で1歳から受ける事ができます。

予防接種から約2週間程経つと、耳の下が腫れたり、発熱したりしますが問題はありませんので、将来辛い思いをしなくても良い様に予防接種する事をお勧めします。

最後に

今回は耳下腺炎の症状や原因、対処法をご紹介してきましたがご参考になりましたか?

子供の耳の下や首回りが腫れているのを見ると、ご両親はとても心配になってしまうと思います。

しかし、正しい知識と対処法を知る事で、子供の体調不良に落ち着いて対応する事ができますよね。

自己判断せず冷静に対応し、お子さまの回復を見守りましょう!
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