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お子さまの名前を決めるのに、たくさん考えて相談し合ったのに、役所で受理されないなんて、とても残念ですよね。

実は、名前に使える漢字・使えない漢字は、法律で定められています。

棗(なつめ)という字も使えない漢字の一つです。

今回は、名前に使えない漢字とその理由、名前を付ける時の注意点をまとめました。

棗(なつめ)の他にも、法律上使えない漢字がありますので、そちらもご一緒にご紹介していきますね!
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名前に使えない漢字とは?

名前に使えるのは「常用漢字」「人名漢字」のみです。

よって、この2つに含まれない漢字は名前に使えない事が法律で定められています。

又、「漢数字」「ひらがな」「カタカナ」「長音記号(-)」「踊り字(々等)」が使えるのに対し、「アルファベット」「算用数字」「ローマ数字」は使えません。

そして、名前に不適切な漢字も使えません。

1993年に「悪魔」という名前が役所で受理されなかったケースがあります。

「悪」と「魔」の単品でしたら使えますが、「悪魔」という名前は、子供の将来を考えた上で受理されませんでした。

この様に、一般常識がない・命名権の乱用・社会通念上不適切である等の理由で、市区町村が受理しない事もあります。

他にも、同じ戸籍上にいる両親・兄弟・姉妹で同じ名前を付ける事ができません

例えば、母親が「友香(ゆか)」の場合、「友香(ゆか)」だけではなく「友香(ともか)」も付ける事ができません。

しかし、母親が「友香(ゆか)」でお子さまが「由香(ゆか)」の様に、漢字を変えると付ける事ができます。

結婚や養子縁組等で戸籍が別ならば、同じ漢字も使う事ができますが、同じ戸籍上では同じ漢字を使う事ができません。

名前を付ける時の注意点!個性のある名前のメリット・デメリット

個性のある名前は2000年以降から急激に増加し、世間では「キラキラネーム」と言われていますよね。

このキラキラネームのメリット・デメリットをまとめました。

メリットは、名前を覚えられやすい事や、同じ名前の人がいない事です。

初めて会話する人でも、名前の話で盛り上がる事もあると思いますし、記憶にも残りやすいです。

デメリットは、漢字が読みにくい事や、良く間違えられる事です。

そして、からかわれたりいじめの原因となってしまう場合もあり、子供自身が名前を嫌になってしまう可能性もあります。

又、名前を付けた親が非常識と思われる事もあり、その子供も常識がないのでは?と疑われてしまう事もあります。

これでは、就活時に不利ですし、社会に出てからも恥かしい思いをする事が予想できます。

こうしてみると、デメリットの方が多いですよね。

名前は一生ものですので、お子さまの将来を良く考えて、名前を付けましょう。

子供が嫌なら改名すれば良いのでは?と思いがちですが、改名の手続きは簡単ではありません。

裁判所に申し立てをする必要があり、家族の時間もお金も使ってしまいます。

又、改名の許可を得るには、それに相応しい理由がないと改名できません。

ですので、出生届を出す前にもう一度しっかり考えましょうね!
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「棗(なつめ)」の他にも名前に使えない漢字はこんなにあります!

日本には約18万もの漢字があると言われています。

しかし、名前に使える「常用漢字」「人名漢字」は合わせて約3000文字程しかありません。

名前に使える漢字はこんなにも少なく、使えない漢字は多すぎますよね。

ここでは、その一例をご紹介しますね。

薔薇(ばら)・薊(あざみ)・茗(めい)・檸檬(れもん)等の植物の名前も、親しみはありますが使えない漢字です。

玻(は)・游(ゆう)・諳(おん)・夾(きょう)等の可愛らしい漢字も、残念ながら使えません。

又、キラキラネームとは変わり、最近人気の「〇太郎」や「〇二郎」等の「ろう」にも、意外と使えない漢字があります。

一部を挙げると、瑯・埌・朖・桹・烺等です。

「ろう」と付ける際は郎・朗・浪・狼等を使う様にしましょうね。

又、「けい」という漢字も使えない文字が多いです。

圭・桂・佳等から選ぶと良いでしょう。

この他にも使えない漢字は多々あります。

素敵な名前を付けられる様に、漢字が選べたら、一度法務省のホームページで確認してみましょう。

ネットで付けたい名前を入力するだけで、その漢字が使えるものかを教えてくれるサイト等もありますので、活用してみると良いでしょう。

最後に

今回は、名前に使える漢字・使えない漢字や、名前を付ける際の注意点等をご紹介してきましたが、ご参考になりましたか?

名前に使えない漢字がたくさんあるという事がお分かり頂けたと思います。

役所でガッカリしない為にも、事前に調べてから出生届を提出しましょうね。

又、お子さまの名前は、ご両親のものではありません。

その子の将来をしっかり考えて命名しましょうね!

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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