今年もインフルエンザ流行シーズンを迎え、もう子供に予防接種を受けさせたという方、まだだという方もおられると思います。
子供が高熱を出して苦しそうにしていると、「予防接種しておけばよかった・・・。」
そんな後悔をしてしまった方もいらっしゃるのではないかと思います。
さて、皆さんはこのインフルエンザの予防接種、1回受ける方と2回受ける方に分かれることをご存知ですか?
目次
子供がインフルエンザの予防接種を2回受ける理由と効果
子供がインフルエンザの予防接種を2回受ける理由は、子供の1回のワクチン接種量が大人より少ないため2回に分けていると思われている方が多いようですが、実は3歳以上の子供の1回の接種量は大人と同じなんです。
ではなぜ2回受ける必要があるのか?
それは1回接種するよりも2回接種した方が免疫増幅効果があるからです。(ブースター効果と呼ばれる)
インフルエンザの抗体をより多く体内に作るには、予防接種は2回接種する方が望ましいでしょう。
また、予防接種を受けたらインフルエンザに感染しないと勘違いされている方が多いようですが、インフルエンザワクチンは感染そのものを防ぐのではなく、発症して重症化するのを防ぐものであって、予防接種をすればインフルエンザに感染しないわけではありません。
普通の風邪とインフルエンザの違いとは?
一般的に風邪のウイルスは喉の痛み、咳、くしゃみ、鼻水、熱などの症状を中心に現れますが、インフルエンザウイルスは38℃以上の高熱や倦怠感、関節痛、筋肉痛などの全身症状が現れることが多いのが特徴です。
また、今年は熱の出ないインフルエンザも流行っているなどという声もあるので、一概には言えないかもしれません。
今年流行しているインフルエンザ
今年はインフルエンザA型が流行傾向にあるようです。
A型の特徴としては急な高熱、悪寒や寒気、関節痛などが起こり、5歳未満の子供にはひどい場合、熱痙攣が出たりします。
この熱痙攣は熱が上がりすぎたことによって体が麻痺して3分から5分間痙攣します。
このような症状が出たら痙攣中は動かさず、症状が治まったらすぐに病院を受診することをお勧めします。
インフルエンザを予防する効果的な6つの方法
1、流行前に予防接種をする。
2、飛沫感染を防ぐために、マスクをする。
3、外出後は手洗い・うがいをする。
4、部屋の湿度を60%前後に保ち、乾燥させない。
5、十分な休養と、栄養のバランスが取れた食事をこころがける。
6、人混み、繁華街へは行かないようにする。
インフルエンザにかかってしまったときの対処法
1、早めの医療機関の受診
2、安静にして、十分な睡眠をとる。
3、水分をたくさんとる。
4、咳やくしゃみがある場合、家族や周りの人への感染を防ぐためにマスクをする。
5、人混みや学校、職場へ無理に行かない。
これは自分だけでなく、周りの方へ配慮するという意味でも気をつけたいですね。
最後に
いかがでしたか?インフルエンザの感染を防ぐためには、帰宅したら手洗いうがいなど基本的なことを毎日気をつけることと同時に、子供に予防接種を2回受けさせることによって感染したとしてもひどくなるのを防げることがわかりましたね。
これから予防接種される方の参考になり、少しでも皆さんのお役に立てたなら幸いです。