冬になると、食べたくなるカニ!
蒸したり、焼いたりしても美味しいですが、やはり、鍋にする方が多いのではないでしょうか。
ズワイガニやタラバガニは、通販でも手に入れやすい価格で販売されていますが、冷凍されて送られるカニがほとんどだと思います。
皆さまは、ズワイガニやタラバガニの美味しさを損なわない解凍方法や、鍋の食べ方はご存知ですか?
ズワイガニやタラバガニの美味しさを損なわずに解凍する方法
冷凍のカニは、風味や食感が損なわれていて、買って失敗だった・・・。
そんな経験はありませんか?
実は、解凍方法に問題があったのかもしれません。
カニは、急速に解凍すると、旨味成分が流れ出してしまう上に、身をパサパサにしてしまいます。
ですので、冷蔵庫で時間をかけ解凍するのが、最も良い方法です。
カニの種類や、大きさによって変わってきますが、だいたいの目安ですので、ぜひ、下記をご参考にして下さい。
・タラバガニ(甲羅付)→約24時間
・ズワイガニ(甲羅付)→約18時間
・タラバガニ足(カットされていない物)→約24時間
・タラバガニ足(カットしてある物)→約18時間
・ズワイガニ足→約12時間
このように、カニの解凍には時間がかかってしまいます。
理由は、グレースと言う、身の乾燥や、旨味が逃げる事を防ぐ為に、氷の膜を張る加工が行われているからです。
どうしても、解凍に時間をかけられない場合は、カニをビニール袋に入れて、流水で解凍する事も可能です。
冷蔵庫で解凍する際の注意点
解凍を行う時は、乾燥を防ぐ為、新聞紙やキッチンペーパーで包み、水切りパット等に置き、さらにビニール袋に入れておくと、完璧です。
また、甲羅付のカニを解凍する際は、カニミソが流れ出る事を防ぐ為に、甲羅を下にして置いておきましょう。
鍋等に調理するカニは、冷蔵庫で6時間~12時間置き、半解凍してから、調理するとベストです。
カニ鍋の美味しい食べ方
カニ鍋に欠かせないのは、カニに見合った美味しい出汁です!
カニ鍋には2種類の出汁がオススメですので、ご紹介していきます。
★カニスキ鍋・・・出汁に味が付いている物です。
(4人前)・水1,000cc ・昆布2~3枚 ・醤油大さじ2 ・酒大さじ2 ・みりん大さじ2 ・塩少々
水に昆布を2~3時間程つけ、その後火にかけ、沸騰直前に昆布を取り出し、上記の調味料を入れ完成です。
★カニチリ鍋・・・出汁に味が付いていない物で、食べる時にポン酢等を付けて食べます。
(4人前)・水1,000cc ・昆布2~3枚 ・花かつお40g
上記の方法で、昆布から出汁を取り、そこに花かつおを入れて、火を止め、花かつおがなべ底に沈んだら、ペーパータオル等を使い、出汁をこして完成です。
どちらも簡単ですので、ぜひ試してみて下さい。
取った出汁に、カニの食べにくい部分や、甲羅を入れると、もっと美味しい出汁になりますし、通の方ですと、カニミソを溶かしいれて出汁を作っているそうです。
カニは、煮込み過ぎると、旨味が出てしまいますので、ある程度火が通ったらすぐに食べる事をオススメします。
カニ鍋のシメは、やっぱり雑炊!
タラバガニは、その大きさからザ・カニ鍋といった豪華な印象ですが、ズワイガニは旨味成分がたっぷりですので、シメまで堪能できますよね。
でも、やっぱりどちらのカニでも、美味しい出汁は出ています。
そこで、さらに美味しくなる雑炊の作り方もご紹介します。
雑炊に使うのは冷ご飯にして下さい。
炊きたてのご飯ですと、中に含まれる水分が多いので、カニ出汁の味より、ご飯の味が勝ってしまいます。
水分量の減った冷ご飯を入れる事によって、出汁を良く吸ってくれますので、カニ出汁の味が良く出ます。
そして、カニの身を少し余らせておくと、雑炊に入れて2度楽しめますのでオススメです。
最後に
今回は、ズワイガニとタラバガニの解凍方法と、美味しい鍋の食べ方をご紹介しましたが、お役に立ちましたか?
少しの時間と手間で、冷凍のカニでも美味しく食べる事ができます。
この記事をご参考に、ぜひ、冬の贅沢であるカニを楽しんで下さいね!