相撲は1,500年以上前から人々を魅了してきた、日本の国技ですよね!
皆様は、相撲についてどの位の知識がありますか?
私は、大相撲を見て「〇〇〇が勝った!」「〇〇〇が負けた・・・」ぐらいにしか思っておらず、番付の決め方や階級には無頓着でした。
そこで今回は、大相撲の番付の決め方や階級の一覧を、分かりやすくまとめましたので、ご紹介していきます!
大相撲の番付はどうやって決められているの??
大相撲は年に6回本場所が開催されていますが、その場所が終わると「番付編成会議」というものが行われています。
そこで、翌場所の番付が決められているのですよ。
本場所では15回の取組がありますので、8勝以上勝ち越しとなれば翌場所の番付が上がるというのが一般的です。
又、大きく勝ち越した場合、番付も大きく上がるシステムになっています。
そして、7勝以上の負け越しとなれば番付が下がるというのも、基本的な番付の決め方なのです。
こちらも、大きく負け越した場合、番付も大きく下がってしまうのです。
これが番付の基本的な決め方です。
しかし、横綱に昇進する際には独自のルールが存在します。
横綱に昇進する場合、「2場所連続優勝かそれに準ずる成績」という非常に厳しい条件が設けられているのです。
その代り、横綱は成績不振でも降格がありませんので、現役である限り横綱でいられるのです。
そして、大関への昇格には、「3場所連続で三役(関脇・小結)の地位にあり、その通算の勝ち星が33勝以上の条件を満たす必要がある」という情報が存在します。
この噂の真偽を確かめてみた所、日本相撲協会は「明文化された基準があるわけではない」と明言していますので、どうやら本当ではない様です。
これが大相撲の番付の決め方です。
ぜひ、相撲鑑賞のお役に立てて下さいね!
大相撲の番付はどんな順番になっているの?大相撲の10種類の階級とは!?
大相撲の番付は10種類ありますので、上位から順に一覧にしてみました!
*横綱(よこづな)
*大関(おおぜき)
*関脇(せきわけ)
*小結(こむすび)
*前頭(まえがしら)
*十両(じゅうりょう)又は十枚目(じゅうまいめ)
*幕下(まくした)
*三段目(さんだんめ)
*序二段(じょにだん)
*序の口(じょのくち)
この順位になります。
力士は「関取」と「力士養成員(取的・とりてき)」に大きく分けられており、横綱から十両までが関取、幕下から序の口までを力士養成員と言います。
力士というと「大銀杏(おおいちょう)」という髷を結っているイメージがありますが、実は、この髷を結えるのは十両以上の力士のみで、幕下以下はまだ一人前の力士として扱われていないのです。
この様に、力士と一言で言っても、かなり違いがあるのです。
いかがですか?
大相撲の番付の名前の由来ってあるの?
大相撲の階級については、上記でお分かりいただけたと思います。
ここでは、番付の名前の由来を一覧にしていますので、ぜひご覧下さい!
*横綱*・・・白麻で編んだ太い締め縄を横綱と言い、それを締める事を許された大関力士を横綱と言ったのが由来です。
*大関*・・・はっきりと分かっていませんが、「関取」に「大」を付け、「取」を除いたのではないかとされています。
*関脇*・・・大関の脇に位置する為、関脇という名前になりました。
*小結*・・・こちらもはっきりと分かっていませんが、物事の始まりを意味する「小口」、最後の取組を意味する「結び」という2つの言葉と、小結・関脇・大関の取組を言う結びの三番の内、最初の取組である点をかけて「小口の結び」→「小結」となったのではないかとされています。
*前頭*・・・前相撲の「頭」であった為、前頭という名前になりました。
*十枚目・十両*・・・明治時代の給与制度導入に伴い、幕下の上位10枚目以内の力士に、場所毎に給与を支給した事が由来です。
又、十両という名前は、当時の年棒にちなんで、そう呼ばれる様になりました。
*幕下*・・・幕内の下に位置する為、幕下という名前になりました。
*三段目*・・・番付の三段目にある事が由来です。
*序二段*・・・番付の序の二段目にある事が由来です。
*序の口*・・・番付の最下段に位置し、「序の口」の為、この名前になりました。
最後に
今回は、大相撲の番付の決め方や階級についてご紹介してきましたがご参考になりましたか?
今まで、何となく相撲中継を見ていたが、番付の決め方や、名前の由来を知らなかったという方も多いのではないでしょうか。
これらをきちんと知っておく事で、より相撲観戦が楽しくなると思いますので、ぜひ覚えていて下さいね!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。