皆さまは、最近話題の「ぎっくり首」という言葉はご存知ですか?
「ぎっくり腰」なら良く知っているけど・・・という方がほとんどだと思いますが、実はぎっくり首も厄介な病気なんです!
ぎっくり首とは、急に首が痛みだし、何日も首を動かせなくなる病気ですが、その原因は皆さまの身近にあるんですよ。
そこで今回は、ぎっくり首とは何かをまとめました。
又、ぎっくり首の原因や治し方、発症すると何日くらいで治るのかもご紹介していきますね。
ぎっくり首とは?その症状と治るまでの期間
ぎっくり首は医学的に言うと「急性頸椎捻挫(きゅうせいけいついねんざ)」「急性頸椎症(きゅうせいけいついしょう)」「頸椎椎間板(けいついついかんばん)ヘルニア」等と呼ばれています。
ぎっくり首という病名はまだ新しい為に、医師の間で解釈が違い、上記の様に病名が統一されていないのです。
ぎっくり首の症状は、寝起きで首を動かすと激痛が走ったり、頭を動かすのが困難になってしまう病気です。
痛みが酷い為に、寝ている状態から起き上がれなくなる事もあります。
寝違いは、起きてから首に違和感を感じ、徐々に痛み出すのが特徴ですが、ぎっくり首は、急に「ピキッ」という衝撃が走り、すぐに激しい痛みとなるのが特徴です。
よって、寝違いとぎっくり首を間違える事はないと思いますので、ぎっくり首だと思った時は正しい対処法を行いましょうね。
ぎっくり首は、2~3日程で痛みが治まりますが、放っておくと1週間~2週間も長引いてしまう場合もあります。
又、酷い方ですと、再発を繰り返し、完治までに時間がかかる厄介な病気です。
ぎっくり首になった時は、きちんと原因を知り、正しい対処法を取りましょう。
ぎっくり首の原因とは?
ぎっくり首の原因は、首の筋肉の緊張や首こりによって起こります。
首の筋肉が緊張しこわばった状態の所に、くしゃみや振り向いた時等のちょっとした動作で衝撃が加わり、炎症を起こしてしまう為に、激しい痛みが表れます。
では、首の筋肉は何故緊張しこわばってしまうのかをご説明しますね。
*内臓疲労・・・内臓は、頭・首・肩・背中・腰・足等の全身の神経と繋がっています。
内臓に疲れが溜まると内臓がこわばり、神経を伝って首や肩までも緊張し、こわばってしまいます。
内臓疲労の改善には、飲み過ぎ食べ過ぎに注意し、不規則な生活習慣を正す必要があります。
*肉体疲労・・・体が疲れると、体内に疲労物質が蓄積され、血行不良を起こしてしまいます。
血行不良の影響を真っ先に受けるのは筋肉ですので、首の筋肉の緊張や首・肩こりに繋がります。
その日の疲れはその日の内に取り除ける様に、しっかり休息を取りましょう。
*肩こり・・・肩の筋肉は首の筋肉と繋がっていますので、肩がこると首までこり固まります。
PCやスマホを長時間使用する方は、使用中の姿勢を正したり、こまめに肩を回す等をして体を動かす様にしましょう。
又、シャワーだけではなく、しっかり湯船に浸かる事がお勧めです。
入浴する事で血行促進にも繋がりますし、冷え性による血行不良も改善できます。
疲労が溜まらない程度に運動する習慣を付けたり、入浴後のストレッチも効果的ですよ。
*ストレス・・・ストレスにより自律神経が乱れると、交感神経と副交感神経のバランスが崩れます。
交感神経が活発になると血管が委縮しますので、血行不良になり首の筋肉がこり固まってしまいます。
副交感神経は内臓を動かしてくれる働きもありますが、ストレスで交感神経が活発化すると、副交感神経の働きは低下してしまいます。
上記でもご説明した様に、内臓は首・肩・背中等の神経と繋がっていますので、内臓の働きの低下により、首の筋肉も緊張やこわばりを引き起こしてしまいます。
ストレスの改善自体は難しいですが、自律神経を整えるには、規則正しい生活や適度な運動、質の良い睡眠を取る事を心掛けましょう。
ぎっくり首とは、一見関係のない様な原因もありますが、実は全て繋がっています。
ぎっくり首になった時は!!
ぎっくり首になった時は絶対安静を守って下さい!!
ぎっくり首は、首が炎症を起こしている状態ですので、冷やす様にして下さい。
温めると悪化してしまう可能性がありますので、注意して下さいね!
又、首には人体に重要な神経や血管が多数通っている為、自己判断でマッサージやストレッチするのは危険です。
ご自身の楽な位置・高さで枕をセットし、安静にしていて下さい。
動けそうでしたら、早めに医療機関に診てもらいましょうね。
最後に
今回は、ぎっくり首についてご紹介してきましたがご参考になりましたか?
痛みが酷く、動く事も困難になってしまうぎっくり首には、患部を冷やし安静を保つ事が肝心です。
又、再発防止の為には、生活改善や日頃の習慣・癖を見直す必要があります。
原因をしっかり理解し、ぎっくり首の予防・対策を行いましょうね!
最後までご覧頂き、ありがとうございました。