わたしは疲れているとき、無償にあんこが食べたくなるときがあります。
みなさん、あんこはお好きですか?
甘ったるくて食べられないという人もいらっしゃいますよね。
でも、日本人にはあの甘ったるさが、妙に懐かしい・・・ソウルフードの一つではないでしょうか。
そんなあんこですが、ご自分で小豆を焚いて作るという方もいらっしゃると思いますが、手軽にパックや缶詰を購入するという方も少なくないと思います。
しかしあのパックや缶詰のあんこの量!賞味期限があるのに、開封後に1人で一気に食べるには勇気がいる量ではないでしょうか。
そんな勇気がなかなか出なくて、今まであんこを購入することを躊躇していたという方に、あんこの保存方法についてご紹介いたします。
開封後のあんこの保存方法は、冷蔵庫なのか?!冷凍庫なのか?保存するにも期限があるのか?
より安全に、よりおいしくあんこを保管するための正しい保存方法をぜひ覚えて、心置きなくあんこを楽しみましょう!
あんこを冷蔵庫で保存しても良い・・・?
あんこには、たくさんの砂糖が使われています。
たくさん入っている砂糖が防腐剤の役割をするので、「あんこは腐りにくい」という話を聞いたことはありませんか。
しかし、その話は間違いのようです。
あんこは保存方法を間違えると、すぐに悪くなってしまうのです。
開封後のあんこは冷蔵庫で保存するのか、冷凍庫で保存するのか、どちらが正しい保存方法なのでしょうか。
一度冷凍庫に入れてしまうと、解凍するまでなかなか簡単には食べられませんよね。
でも何日にも分けて食べたいと思っているからといって、冷蔵庫で長期間保存するのはとて危険です。
開封後のあんこのを冷蔵庫で保存する場合、その賞味期限は、2~3日といったところです。
そして、冷蔵庫に保存するというときの、注意点でもう一つ声を大にして言いたいことがあります。
それは、あんこの容器の中に入れて保管しているという方!直接スプーンなどですくって食べて・・・そのまままた冷蔵庫に戻す。
というのを繰り返している方はいませんか!!!
とても危険です。
保存している食べ物に唾液の成分が付着すると、唾液に含まれる菌が食べ物の中で繁殖してしまいます。
あんこを冷蔵庫で保存して、しばらく楽しむという場合も、保存する方のあんこに唾液が付着しないようにしましょう。
やっぱり冷凍庫で保存する方が安全!
あんこを長期間保存するというときには、やはり冷凍庫での保存がおすすめです。
冷凍庫での保管方法のポイントは、まずは小分けにすることでしょうか。
ひとまとめに冷凍してしまうと、食べるときに全部を解凍することになります。
そのあとまた食べなかった分を再冷凍するというのは、あまり良くないのです。
特にあんこを室温に戻したあとにまた冷凍庫に入れると、菌が繁殖しやすい状態になるので避けてください。
どうしても再冷凍が必要な場合には、解凍のときにあんこが5℃以上にならないように、冷蔵庫の中でゆっくり解凍するようにしましょう。
また、冷凍庫であんこを保存するという場合でも、その期限は1~2ヶ月と思っておきましょう。
お饅頭も冷凍保存・・・?
あんこのが使われている代表的なお菓子にお饅頭があります。
お饅頭も、冷凍庫で保存ができます。
たくさん貰っても食べきれないという方は試してみてください。
少しだけ解凍された状態で、半分は凍っているまま食べるのもアイスみたいでおいしいですよ。
冷凍保存からの解凍の方法は?
冷凍庫から出したあんこを食べるときには、レンジで解凍しても良いですし、自然解凍でも大丈夫です。
ただ、冷凍庫に保存しているときに冷凍臭というものがついてしまうことがあります。
感じたことがあるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
この冷凍臭というのは、冷凍庫に入っている様々な食品から発せられている匂いが混ざってついてしまうもののようです。
長く食べ物を保存しているという方の冷凍庫では特に匂いが付きやすいです。
その冷凍臭を防ぐには、定期的に冷凍庫自体を掃除する必要があります。
食べない物は処分する必要もありますし、冷凍庫についた霜も落としておく必要があります。
また、ジップロックなどの密閉容器を利用して、外の空気に触れないようにするのも効果的です。
できるだけ真空状態にして保存しましょう。
最後に
あんこの保存方法についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。
あんこが原因で食中毒が発生したという事例もたくさん報告されていますよね。
常温に置いておくと、菌がどんどん繁殖してしまうようです。
腐ってしまうと酸味が出るようなので、少しでも味が変だなと思ったときには、すぐに食べるのを止めてください。
怖いことばかりご紹介してしまいましたが、正しい保存方法を知って、おいしくあんこを食べてくださいね。