ついつい忙しくて、シーズンオフになったスエードや革の靴などをカビ防止の対策もせずに適当に片付けてしまっているというかた。
寒くなってきて冬用のスエードや革の靴を久しぶりに出してみると、カビがびっしりと生えていた!という経験をされたことはありませんか?
開けてビックリ!スエードの靴にカビが生えてしまったら
スエードの靴だけではなく、革の靴はお手入れを怠ってしまうと、すぐにカビが生えてしまうものです。
ただ、革の靴とスエードの靴ではカビの落とし方やお手入れ方法がかわってきます。
スエードの靴は革の靴と違って表面が短い毛でおおわれているという特徴がありますね。
その毛があることで、一般的な革の靴とはカビの落とし方が違ってくるのです。
まず、スエードの靴のカビの落とし方ですが、ブラッシングすることで落としていきます。
ただしあまり強くブラッシングすると、表面の毛が抜けてしまうこともあるので、様子を見ながら適度に行ってください。
ブラッシングが終了したら、カビを取り除く効果がある靴用のスプレーなどを使います。
使い方は使用するカビ取り剤によって異なりますが、一度に靴全体にかけるのではなく目立ちにくい場所で必ずテストしてみましょう。
色が変色してしまったりして、合わないなと感じた時には違うものを使うようにしてください。
カビを取り除いたあとは。
ブラッシングとカビ取り剤で、生えてしまったカビを取り除いたあとは、硬く絞った布で水拭きします。
この水拭きも大切な作業なので、忘れずに行ってください。
水拭きのときにも、目立たないところで一度でテストしましょう。
スエードの場合はほとんど問題なく水拭きできますが、大切な靴なので念には念を入れましょう。
ここまで終了したら、日陰に靴を干して充分に乾かします。
日光が当たるところにスエードや革の靴を乾かしてしまうと、革がかたくなったりして靴の形が変形してしまいます。
かならず日陰に干すようにしましょう。
日陰干しはどの程度?
日陰干しは2~3日行っても問題ありません。
そうすることで、スエードの靴から湿気を取り除きます。
ただし、曇りの日や湿気が多い日、風通しの悪いところに干してしまうとまったく意味がありません。
日陰干しするときには風通しが良い場所、天気の良い日を選んでください。
充分に乾燥させたら硬めのブラシでブラッシングして、表面の毛を立てましょう。
その後、スエードの靴用のスプレーを吹きかけます。
片付ける前にやっておくべきカビを防止するお手入れ方法
一度履いたスエードの靴は、帰宅後にそのつど、表面の汚れを落とす習慣を付けましょう。
ゴミが落ちるように毎回ブラッシングをして、カビが生えないように翌日は日陰の風通しが良いところに干しておきます。
やむを得ず、玄関の中で乾かすときには風が通るよう斜めに立てかけましょう。
その他に出来ることとしては、靴箱の中にすのこを敷くことや、靴箱の扉を、晴れた日に定期的に開放して風を通すことなどがあります。
少し手間がかかりますが、やっておくだけで大切な靴をカビから守ることができます。
最後に
スエードの靴にカビが生えてしまった時のカビの落とし方やその後のカビの防止方法についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
表面に毛があるスエードの靴は、特にお手入れが難しいですよね。
ただ、新品の時にスエード用のスプレーを吹き付けて、防水加工をするだけでもきれいな状態をキープすることができます。
靴のお手入れを専門にやっているお店などに持っていくと、表面の撥水加工のサービスをしているお店もあります。
大切な靴なので、長くきれいな状態で履き続けられるように丁寧なお手入れを心がけましょう。