昔から人々に愛され続けている甘酒ですが、皆さまは、別名を何と言われているかご存知ですか?
実は、甘酒には「飲む点滴」と言われる程、体に良い成分が含まれていて、その効能は美肌だけに留まらず、なんと糖尿病の改善・予防にも効果的なのです。
目次
糖尿病の人は甘酒を飲んでも大丈夫?
甘酒は大きく分けて二種類あります。
米麹から作られる甘酒と、酒粕から作られる甘酒です。
米麹から作られる甘酒は、砂糖や果糖を使用せず、米麹本来の甘みのみなので、低カロリーで、アルコール分は含まれていません。
酒粕から作られる甘酒は、砂糖で甘みを付けている為、米麹の甘酒よりカロリーは高く、アルコール分が含まれています。
よって、糖尿病の方が安心して飲めるのは、砂糖不使用である、米麹の甘酒です。
しかし、砂糖不使用のものでも、急激に血糖値が上昇する方もいらっしゃいますので、注意は必要です。
糖尿病の予防に、酒粕の甘酒が注目されている?
糖尿病と言うからには、砂糖が多く含まれている、酒粕の甘酒は避けた方がいいのでは?
と思われる方もいらっしゃると思います。
しかし、酒粕にも素晴らしい効能があり、糖尿病に効果的な成分が入っています。
それは、食物繊維やビタミンB群です。
糖尿病で注目の成分。食物繊維とビタミンB群
食物繊維の効能・・・食物繊維は、食後の血糖値の上昇を抑える働きがあり、糖尿病の治療に必要不可欠です。
なんと、酒粕は食物繊維の宝庫なのです。
ビタミンB群の効果・・・酒粕に含まれるビタミンB群には、たくさんの効能があり、糖質の分解を助け、代謝を促すのに必須の物質です。
ビタミンB群の一種であるビオチンは、血糖値を下げ、コントロールする効能があります。
糖尿病を自分でコントロールできる?
糖尿病という病名はよく聞きますが、自分はちがう!と思っていませんか?
実は、国民の5人に一人が糖尿病または予備軍だそうです。
糖尿病の治療は、食事療法や運動療法で、ある程度、血糖値をコントロールする事ができます。
甘酒を摂取するのは、簡単な事ですので、気になった方は、ご自身の病状を良く知る主治医に相談してみるといいかもしれません。
糖尿病の予防には、甘酒を、毎日200mlを目安に摂取すると良いそうですが、いくら体に必要な栄養素が豊富だからと言って、取り過ぎには注意して、適量を摂取して下さい。
糖尿病の改善・予防以外にも、甘酒には効果があります
甘酒が「飲む点滴」と言われる由来は、何も糖尿病に関する事だけではありません。
多くの女性が欲しがる美肌にも効果的ですし、ダイエットにも効果がります。
甘酒は冬に飲むイメージが強いですが、夏場でも冷やしてのんで頂きたい理由があります。
甘酒の発酵に必要な麹には、コウジ酸が含まれており、シミや美白に効果があります。
「酒造のお仕事をされている方の手は綺麗」と言われるのは、麹の効果だったのです。
また、上記でもご紹介した、ビタミンB群の働きによって、保湿効果が発揮され、しっとり・もちもちのお肌を手に入れる事ができます。
そして、ダイエット効果ですが、こちらも先程ご紹介した、食物繊維によって、便秘改善に効果的です。
便秘改善は、ダイエットだけではなく、美肌を作る上でも欠かせない事ですので、甘酒には本当にたくさんの効果を期待できますね!
肌に良い効果を発揮する甘酒は、飲む以外にも・・・
現在、日本酒の化粧水が販売されているように、甘酒も、飲む以外に使い道があります。
体の内側から綺麗を導くのも大切ですが、なんと、甘酒はパックにする事で、外側からも、その素晴らしい成分を活用する事ができるのです。
甘酒をお持ちの化粧水で薄め、顔に薄く塗って10分間待ちます。その後、水又はぬるま湯でしっかりと洗い流し、完了です。
やり方は簡単ですので、ぜひ、その効能を試してみて下さい。
お肌が弱く、荒れやすい方は、手の甲等で試してからの使用をオススメします。
最後に
甘酒の様々な効果・効能をご紹介してきましたが、「飲む点滴」という言葉が、やはり相応しいですね!
糖尿病の改善や予防、女性に嬉しい効能がたくさんの甘酒を、ぜひ、今日からでも取り入れてみて下さい。