厄年は、その年の誕生日から、次の年の誕生日前日までと思われている方は、いらっしゃいますか?
実は、厄年に誕生日は関係ありませんでした。
そして、男性と女性で厄年の期間は変わってきますが、皆さまは、ご自身の厄年を把握されていますか?
厄年と聞くと嫌な気持ちになってしまいますが、節分に行われる豆まきで、厄を払う事だってできます。
豆まきと厄年・・・関係ないのでは?と思いがちですが、今回はその関係性をご紹介します。
又、厄年は節分まで説のご説明と、男性・女性での厄年期間の違いも、ご一緒にご紹介していきますね!
厄年は節分までと言われるのはどうして?
旧暦では、立春から、次の年の節分までが一年とされており、厄年も旧暦が基準となっています。
ですので、誕生日に関係なく、厄年は節分までとなります。
立春とは、現在でいう元日で、節分は、立春の前日になりますので大晦日に当たります。
節分は、季節の変わり目とされ、豆まきや恵方巻きを食べて厄除けし、翌日の立春で新年の神様をお迎えします。
厄払いが、この季節に行われる理由は、ここからきているのでしょう。
節分=2月3日、立春=2月4日と、最近ではなっていますが、これらは、地球と太陽の位置関係で毎年変わってきます。
2020年までは、上記の日付ですが、それ以降は変わってきますので、覚えておいて下さいね。
男性と女性の厄年の期間は?
厄年は、満年齢ではなく、数え年で見ます。
数え年とは、生まれた年を1歳とし、元日を迎える度に、1歳加算されていきます。
男性は、数え年で、25歳・42歳・61歳が厄年で、42歳が大厄となります。
女性は、数え年で、19歳・33歳・37歳・61歳が厄年で、33歳が大厄となります。
大厄とは、厄年の中でも最も災いが起こりやすいとされています。
厄年には注意が必要?
厄年は、男性も女性も、大きな転機がありそうな歳といわれており、転機が訪れると、もちろんエネルギーを使いますので、疲労やストレスが溜り、体調が崩れやすくなります。
それが、「厄年」「厄年」と忌み嫌われる由来かもしれませんね。
気を付けると良い事は、結婚・出産・転職・引っ越し・家を建てる等、生活が大きく変化してしまう事です。
地域によっては、上記の様な転機が、厄払いになるとされている所もあるようです。
このように、平安時代から続いている風習ですが、科学的根拠はありませんので、あまり気になさらないのが一番だと思います。
どうしても気になってしまう方は、神社やお寺で厄払いしてもらうといいでしょう。
しかし、神社仏閣によって、暦の解釈が違う所がありますので、そこに合った歳に厄払いしてもらって下さい。
厄年と豆まきの関係って?
節分は、季節の変わり目という事は、先程ご説明しましたが、その季節の変わり目には、邪気(鬼)が生じてしまうとされています。
邪気とは、災害や疫病の事で、それらは全て鬼の仕業とされており、鬼を払う豆まきが、節分に行われる様になりました。
豆まきに使う大豆には、穀霊が宿って、邪気を払う霊力があり、米の次に神事に使用されてきました。
豆まきは、一家の主や年男・年女(その年の干支の人は縁起が良い為)以外にも、厄年の方がすると厄払いにもなりますので、無病息災を祈って、ぜひ、今年の豆まきを行って下さい。
正しい豆まきの行い方
・家族が全員揃って、夜に行う。
・玄関や裏口や窓等、鬼の出入りできる場所は、全て開けておく。
・豆をまくのは、世帯主・年男・年女・厄年の人が行う。
・豆は炒った物を使う。(スーパーやコンビニで売っている福豆は、炒ってある物がほとんどです。)
・家の奥の方から玄関の順でまいていく。
・「鬼は外」と唱えたら、鬼が戻ってこれない様にする為に、すぐにドアや窓は閉め、「福は内」と唱え、家の中に豆をまく。
・豆まき後は、数え年分の豆を食べる。
家族で楽しく豆まきをするのも良いですが、正しい方法で行うと、効果が上がるかもしれませんね。
最後に
今回は、厄年や節分についてご説明してきましたが、お役に立てましたか?
厄年というのは、「良くない事が起こりますよ!」ではなく、「良くない事が起こるかもしれないから気を付けてね!」という意味の、注意喚起です。
良くない事が起こってしまい、「厄年だから、この歳は何をしてもダメ・・・」と落ち込まず、前向きに考えて下さいね。
何事も健康が一番ですので、お体に気を付けて、お互い冬を乗り越えていきましょう。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。