あなたは食べられる花というものをご存知ですか?
身近にあるもので言えばお刺身に付いている菊ですが、実はそれ以外にも食用花はあるのです。
近年では若い女性を中心にSNSでも大人気なのですよ。
そこで今回は、食べられる花の栽培方法についてご紹介していきます。
風味にクセのない食べやすい食用花をピックアップしていますので、あなたのお口にも合うかもしれませんよ。
目次
そもそも食用花って何?
食用花とは別名「エディブル(食べられる)フラワー(花)」と言い、名前の通り食用として用いても人体に影響のない花の事を指します。
私たちの身近にある食用花ですと、冒頭で記載したお刺身に付いている菊・ブロッコリー・カリフラワー・桜の塩漬け等もエディブルフラワーに当たります。
エディブルフラワーは味を楽しむというよりも、見た目を華やかにする事が目的で、甘みや風味がない事が多いです。
しかし、料理やお菓子に添える事で、彩りを加える事ができますので、近年ではSNS上で大人気なのです。
特別な日の食卓に、あなたもエディブルフラワーを取り入れてみてはいかがでしょうか?
食べられる花の栽培方法をご紹介!ポイントを抑えて安心・安全な食用花を!!
*食用の種や苗を選ぶ*
エディブルフラワーは人間が口にする食べ物ですので、栽培を行う際は食用(エディブルフラワー用)の種や苗を選ぶ必要があります。
間違っても園芸用に栽培した花を食べてはいけません。
人体に入ると有害な農薬が使用されている可能性もありますので、十分注意して下さいね。
食用の種や苗はネット通販等で購入できますので、チェックしてみて下さい。
又、食用の種や苗を選ぶ際は、栽培に必要なアイテムが揃った「栽培キット」を購入するのがオススメです。
説明書も付属されていると思いますので、初心者の方でも栽培しやすいと思いますよ。
*園芸用の草花と一緒に栽培しない*
園芸用の草花と並べて栽培すると、食用花に薬品がかかってしまう恐れがあります。
よって、園芸用の草花と食用花を一緒に栽培しないようにしましょう。
鉢やプランターは別の場所に置いておく・パッと見で分かるようにタグを付けておく等の対策を取って下さいね。
*害虫駆除にはニームを使おう*
食用花に少しでも害虫駆除の薬品が付着すると、食べる事ができません。
食用花に害虫が表れた際は、ニームを使って駆除しましょう。
ニームはインドにある街路樹で、害虫が寄りつかない事で知られている植物です。
人間がニームの葉を食べても害がない事から、害虫駆除として用いられてきました。
ニームの木の実から作ったオイルや、ニームの葉を煮だした汁等を使って安全に害虫を駆除しましょう。
風味にクセのない食べやすい花ってどんなの?
*バラ*
見た目も華やかで香りも良い為、人気のエディブルフラワーです。
お菓子の飾りつけやジャム等に使われる事が多いですね。
食物繊維・ビタミンC・ビタミンAが多く含まれていますので、女性に食べていただきたい食用花です。
*金魚草*
花の形が金魚に似ている為に、金魚草と名付けられた植物で、薄ピンク・オレンジ・黄色等の愛らしい色が特徴的です。
淡白な味ですので様々な料理やお菓子に使えますよ。
*リナリア(姫金魚草)*
上記で記載した金魚草よりも一回り小さな花を咲かせる植物で、ベビーリーフのような味わいがあります。
サラダとして用いるのがオススメです。
*パンジー*
パンジーはあっさりした味でクセがなく、食べやすい食用花です。
香りはほとんどありませんので、他の食材の味を殺す事なく用いる事ができます。
*カモミール*
リラックス効果がある事で有名なカモミールも食用として用いる事ができます。
生で食べても良いですし、乾燥させて紅茶に浮かべても楽しめます。
リンゴのような甘い香りが特徴的です。
*プリムラ*
春を告げる花として親しまれているプリムラは、あっさりとした味でクセがなく、料理・お菓子共に相性が良いです。
ほのかに甘みがあるのもポイントですね。
食べられない花もある!非食用花には要注意です!!
花の中には食べられない花も存在します。
・ティーツリー ・シクラメン ・スズラン ・スイセン ・ジンチョウゲ
・クレマチス ・カロライナジャスミン ・アジサイ ・クリスマスローズ 等
最後に
今回は、食べられる花の栽培方法をご紹介してきましたが、ご参考になりましたか?
エディブルフラワーは食用として販売されている種や苗を用いて栽培するのが基本です。
決して園芸用の花を食用花として料理やお菓子に使用しないで下さい。
又、花の中には毒性があり人体に害をもたらすものも存在します。
花を食べる際は、必ず食べられるかどうかを確認しましょうね。
正しく・安全にエディブルフラワーを栽培し、毎日の食卓を華やかにしていきましょう!