今回は、海苔についてご紹介していきたいと思います。
海苔といえば、日本人にはなじみの多い食べ物でついつい食べ過ぎてしまいますよね。
みなさんもお好きでしょうか。
おにぎりや海苔巻き、麺類だけではなく、サラダなどにも入っていますし、海苔が入るだけで味のアクセントになってとてもおいしいですよね。
最近では海外でも日本食とくに“SUSHI”ブームということもあって、海外でも海苔が大人気になっているようです。
お寿司には焼きのりが欠かせませんものね。
その海苔も、食べ過ぎてしまうと太ってしまう可能性や便秘や腹痛を引き起こす可能性もあるようです。
太ってしまったと感じている人達の間で、密かにブームになりつつある“海苔ダイエット”というのもあります。
海苔に含まれる栄養素とは・・・？
海苔は海で採れる食用の藻類を総称したものです。
なので、海の栄養分が濃縮されているのが、海苔ということになります。
海苔に含まれている主な栄養素には、次のようなものがあげられます。
<海苔に含まれる主な栄養素>
・ビタミンA・・・乾燥肌や肌荒れなどに効果的
・ビタミンB1、B2・・・疲労回復に
・ビタミンC・・・レモンの２倍も含まれている
・鉄分・・・レバーと同等の鉄分を摂取できる
・食物繊維・・・ごぼうの７倍！
・βカロチン・・・ニンジンの３倍！
・EPA・・・血管や血液を正常に保つ働きがある
・ヨウ素・・・ダイエット効果あり
その他
色々な栄養素が含まれていますが、一日の摂取量の目安は、２枚程度であると言われています。
食べ過ぎることで悪影響（太る、便秘、腹痛など）も起こりうるとされています。
食べ過ぎることでのデメリットについて詳しくご紹介したいと思います。
１日に摂るべき海苔の量とは？！食べ過ぎに注意！
様々な栄養素が含まれている海苔ですが一日に1～2枚ほどで充分に栄養素を摂取できると言われています。
たとえばビタミンAだけをみると、1枚にたまご約1個分のビタミンAが含まれています。
海苔2枚でビタミンAの1日に必要な量を摂取することができます。
また、鉄分は海苔1枚でレバーと同等の量が摂取できます。
ではタイトルにもあった海苔の食べ過ぎは太ってしまう？というのはどういうことでしょうか。
そもそも海苔はカロリーが低い食べ物です。
もちろん、韓国海苔や味付け海苔などのカロリーが高いものもあります。
焼き海苔そのものを食べ過ぎることで太るということではないのです。
しかし、海苔を食べることで、ごはんが進んでしまいます。その結果海苔以外のものを食べ過ぎてしまって太ってしまうというのが真相のようです。
特に韓国海苔や味付け海苔は味の濃くてごはんが進みますよね。
海苔自体は低カロリーなのに、おいしいが故にごはんが進んでしまって、太ってしまう・・・まさに落とし穴です。
“おにぎらず”という食べ物も注目されていました。ごはんやおかずを海苔で巻いて簡単にお弁当としても持ち歩けるというものです。
このおにぎらずにしてみても、海苔を使うことでどんなものでもごはんと一緒に巻いて食べれてとてもおいしいです。
便秘や腹痛になるメカニズムとは？
海苔を食べ過ぎることで便秘や腹痛になってしまうという報告があります。
どのようにして症状を引き起こしてしまうのでしょうか。
先ほども述べました通り、海苔には食物繊維がゴボウの7倍も含まれていると言われています。食べ過ぎることで便秘になるというのは信じられない話です。
しかも海苔に含まれている食物繊維は、野菜などの食物繊維と比べて非常に柔らかくて身体に優しいものなのです。
しかし、その食物繊維が豊富すぎることが逆にデメリットとなることもあるようです。
海苔を食べ過ぎることで、食物繊維が腸の内壁にくっついてしまい、便秘を悪化させてしまう可能性があります。
便秘が続いているときに、解消しようと思って海苔を食べるという方はあまり過剰に食べ過ぎないようにしましょう。
腹痛に関しては、海苔の食べ過ぎで消化不良を起こしてしまうというのがその原因といえます。
海苔はお腹の中で水分をたくさん吸収してしまいます。体積た増した海苔が消化されにくくなってしまうのです。
また、適量を摂っている分には、腸内環境を正常に整えてくれて非常に良いのですが、食べ過ぎると簡単に一日の摂取量を超えてしまいます。
そのことでも、消化不良を起こし下痢などの症状を伴って腹痛を起こす場合があります。
海苔だけをたくさん食べ過ぎるというのは避けた方が良いでしょう。
最後に
海苔の食べ過ぎで起こる色々な症状についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。
ちなみに、ダイエットには海苔が効果的だとも言われています。
海苔はお腹の中で水分を吸収して膨らみ満腹感が得られます。
栄養価も高くて、カロリーは低いとても万能な食べ物です。
海苔と一緒にごはんなどを食べ過ぎてしまうことがないように、落とし穴には充分注意しましょう！
