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電球を購入する際、白熱電球や蛍光灯、LED等様々な種類がある上に、ワット数も30Wや60W等の表示があって、何が何だか分からなくなった経験はありませんか?

迷いに迷って買ってきた電球も、家族から「これじゃないよ」なんて言われた時には、ガッカリしてしまいますよね。

「そもそも、ワット数って何?どう違うの!?」と疑問に思われている方は、少なくないと思います。

そこで今回は、電球のワット数の違いをご説明していきますね!

又、ワット数の違いによって、電気代はどう変わってくるのかも、ご一緒にご紹介します。

家計の電気代を少しでも抑えたい方にも必見ですよ!
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電球のワット数の違いって何?電気代も変わるの?

ワット(W)とは消費電力の単位です。

消費電力とは、その製品を使う事で消費する電力の事を言います。

ワット数が高くなる程、消費電力は増え、電球の明るさも増します。

つまり、40Wの電球よりも60Wの電球の方が、消費電力は多く、より明るくなります。

よって、電気代も高くなるという事ですね。

そして、電球を付ける機器の本体や説明書には「〇〇Wまで」という表示があると思いますが、こちらのご説明もしていきますね。

この「〇〇Wまで」という表示は、電球を付ける機器の定格消費電力を表しています。

定格消費電力とは、機器が安全に使える電力の最大値という意味です。

つまり、「60Wまで」と書かれている機器に、100Wの電球を付ける事はできません。

これとは逆に、「60Wまで」と書かれている機器に、40Wの電球を付ける事はできます。

60Wまでの機器には、60Wまでの電力しか使えないという事ですね。

定格消費電力を超える電球を付けてしまった場合、機器の変形や故障だけではなく、火災の原因にもなりますので、とても危険です。

皆さまも注意して下さいね!

LEDは表示の仕方が変わってきます!

長持ちで節電に良いとされるLEDは、白熱電球や蛍光灯とは少し表示の仕方が違います。

LEDの表示は「〇〇W相当」「〇〇W形」という表示がされています。

これは、「白熱電球や蛍光灯の〇〇W相当の明るさを、LEDならもっと少ない〇Wで出す事ができますよ」という意味です。

電球の箱等に「60W相当」や「消費電力7W」が表示されている場合、「白熱電球や蛍光灯の60W相当の明るさを、LEDはわずか7Wの消費電力で出す事ができます」という事です。

つまり、消費電力が減り電気代が安くなる為、LEDが節約に向いているのです。

しかし、LEDには注意点もあります。

「40W相当」や「60W形」と表示されていても、LEDの特性上、実際には暗く感じてしまいトラブルが多発しました。

これにより、消費者省は「ワット数ではなく、lm(ルーメン)数を明るさの基準にして下さい」と呼びかけています。

lm(ルーメン)とは、光の量の単位です。

lmを基準に電球を選ぶと、白熱電球や蛍光灯よりも暗く感じるというトラブルは解消できますよ!

*lmのおよその目安*

一般電球(口金E26)の場合

60W形・・・810lm以上

40W形・・・485lm以上

30W形・・・325lm以上

20W形・・・170lm以上

ミニクリプトン電球(口金E17)の場合

40W形・・・440lm以上

25W形・・・230lm以上

上記をご参考に、LED電球を購入しましょうね!
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電気機器の電気代は簡単に計算できます!

まず初めに、電気機器を使った時間の分の電力量を求めます。

式は、「消費電力×時間」で計算します。

60Wの電球を30分使ったとすれば、60W(消費電力)×0.5h(時間)=30Wh(ワットアワー)となります。

次に、電力会社は電気代を「kWh(キロワットアワー)」で算出する為、先程計算した「Wh(ワットアワー)」を「kWh(キロワットアワー)」に換算する必要があります。

式は、「Wh(ワットアワー)÷1000」で算出します。

上記の例で計算すると、30Wh(ワットアワー)÷1000=0.03kWh(キロワットアワー)となります。

最後に、機器を使った時間分の電力量に、電力量料金をかければ、電気代の計算ができます。

式は、「kWh(キロワットアワー)×電力量料金」で算出します。

1kWhあたりの電力料金は、契約している電気会社やプランによって変わってきますので、ご自宅の1kWhの電力料金を調べておいて下さいね。

1kWhの電力料金を30円として、先程の例を計算をすると、0.03kWh(キロワットアワー)×30(円)=0.9(円)になります。

よって、60Wの電球で30分電気機器を使うと、0.9円の電気代がかかるという事です。

長々とご説明しましたが、上記の計算式をもっと簡単にご紹介します。

「消費電力(W)÷1000×時間(h)×電力量料金=電気代」となります。

先程の例に当てはめると、60W÷1000×0.5時間×30円=0.9円となり、算出される答えは同じになりますよね。

ワット数とご自宅の電力量料金さえ知っていれば、すぐに計算できますので、ぜひ参考にして下さい。

又、今回は電球で計算しましたが、他の電化製品でも上記の式で電気代は求める事ができますので、ご自宅の電気代を計算してみるのも良いと思いますよ!

最後に

今回は、電球のワット数や電気代の違い、電気代の計算方法等をご紹介してきましたがご参考になりましたか?

いつも当たり前の様に使っている電球のワット数を変えるだけで、節約にもなりますので見直してみるのも良いですね。

電球を購入する際は安全の為にも、定格消費電力をチェックして購入して下さい。

毎日使う電気機器・電球ですので、しっかり理解し、上手に活用していきましょう!

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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