ジメジメとした空気が鬱陶しい梅雨時・・・。
湿度が高くなるため、エアコンの除湿機能を利用する方も多くいらっしゃいますよね。
この除湿機能がエアコンのカビ対策に効果的という噂があるのですが、あなたはご存知でしたか?
除湿を行うだけでエアコンのカビが防げるなら、頻繁に活用していきたい所ですが、果たして噂は本当なのでしょうか。
そこで今回は、エアコンの除湿機能がカビに有効かどうかについてご紹介していきます。
また、梅雨対策として取り入れて欲しいエアコンのフィルターや吹き出し口の掃除方法も記載していますので、ぜひご参考にして下さいね。
エアコンのカビ対策に除湿が効果的って本当?
結論から言いますと、エアコンの除湿機能にカビを防止する効果はありません。
それどころか、むしろカビが生えやすくなります!
除湿を行うと空気中から生じた水分は「フィン(フィルターの奥にあるアルミ部分)」に付着し、さらにその奥にある「ドレンパン」という場所を流れて外へと排出されます。
よって、除湿している限りフィンは濡れたままの状態なのです。
これにより、エアコン内部の湿度も高くなるため、カビが発生しやすくなるのです。
エアコンにカビを発生させないよう、フィルターや吹き出し口等を定期的に掃除する習慣を付けてくださいね!
エアコンのフィルターの掃除方法を教えて!
*ステップ1 フィルターを外す前に掃除機をかける*
エアコンのカバーを外し、フィルターを取り外して掃除機をかける方は多くいらっしゃいますね。
しかし、その方法ではフィルターの周りやパネル部分のホコリが下に落ちてしまいます。
それを防止するためにも、まずはフィルターを外す前にフィルター周りのほこりを掃除機で除去しておきましょう。
*ステップ2 フィルターに掃除機をかける*
フィルターは外側にホコリが付いていますので、まずは外側から掃除機をかけましょう。
この時、内側から掃除機をかけてしまうとホコリがフィルター内に詰まってしまいますので、注意してくださいね!
*ステップ3 フィルターを洗う*
フィルターに頑固な汚れが付着している場合、掃除機だけでは完全に綺麗にする事はできません。
そんな時は、フィルターを浴室へ持って行き、フィルターの内側からシャワーの水圧でホコリを取り除きましょう。
洗剤を用いてフィルターを掃除する場合は、台所用洗剤を水で薄めて、柔らかいブラシで掃除するとフィルターを傷付けずに済ませる事ができますよ。
そして、掃除後は陰干しして完全に乾燥させてから、フィルターを元に戻してください。
フィルターは月に1回を目安に、定期的に掃除する習慣を付けましょうね!
エアコンの吹き出し口を掃除するには?
*ステップ1 ルーバーを手動で回す*
ここからはエアコンの内部掃除になる為、最初にエアコンのコンセントを抜いておきましょう。
コンセントを抜いたら、エアコンの吹き出し口のルーバーを手動で回してください。
*ステップ2 お掃除棒でホコリを拭き取る*
割り箸にキッチンペーパーを巻いてゴムで留めた「お掃除棒」で吹き出し口の中を拭いていきます。
この作業の際は、懐中電灯やスマホのライト等を当てながら行うと掃除しやすくなりますよ。
また、この時エアコン内部に黒カビが発生しているのが見えたら、お掃除棒にお湯をつけて固く絞って掃除してください。
もし、お掃除棒でもカビが取れなかったり、お掃除棒でも届かない所にまでカビが発生しているなら、プロの業者さんに掃除を依頼しましょう。
無理にエアコンの奥を掃除しようとすると故障に繋がりますので要注意ですよ。
最後に
今回は、エアコンのカビ対策に除湿が効果的かどうか、エアコンはどのように掃除するのか等をご紹介してきましたが、ご参考になりましたか?
現在では、放っておくだけでエアコンを掃除してくれる商品も多数ありますが、このようなエアコンでない場合は、定期的なメンテナンスが必須です。
エアコンはフィルターも吹き出し口も自宅で掃除できますので、あなたもチャレンジしてみてください。
しかし、カビ汚れが酷い場合やエアコンの奥にまでカビが発生している場合は、業者さんに依頼して完璧に綺麗にしてもらいましょうね。
いつも清潔なエアコンで、心地よい梅雨時・夏場を過ごしましょう!