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「最近、体の不調が続く・・・」

「肌の調子が悪いなぁ」

そんなお悩みから禁酒をお考えの皆様、実は禁酒のメリットは肝臓だけではなく美肌やダイエットにも効果的という事はご存知ですか?

又、強い意志を持って計画的に禁酒する為に、禁酒の効果が現れる期間も知っておきたいですよね?

今回は、禁酒による肝臓への効果、美肌やダイエット効果、その他のメリットをご紹介していきます。

そして、禁酒の効果が出てくるまでの期間もご一緒にご紹介しますね!
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禁酒の効果が現れるのは?

約3週間~1カ月の間に禁酒の効果は現れます。

しかし、この期間には個人差があり、10日程で体の不調が軽減したという人もいます。

禁酒開始から3日目~10日目が最もお酒が飲みたくなりますが、ここを乗り越えるとスムーズに禁酒が進み、1カ月もすれば「お酒が飲めない事に辛さを感じなくなる」という人が多数です。

日数を決めず「一生禁酒する予定だけど・・・」という目標だと心が折れてしまう日もあると思いますので、まずは10日を目標に取り組んでみてはいかがでしょうか?

10日を達成できたら「次は1カ月が目標!」「その次は3カ月だ!」という風に期間を設定して禁酒に取り組んでいった方が、精神的な負担は少ないですよ。

ぜひ試してみて下さいね。

禁酒すると間違いなく肝臓に良い影響を与えます!

肝臓は「沈黙の臓器」と言われているのをご存知ですか?

その理由は、肝臓に何かしらの異変があっても自覚症状が出にくい為に付いた名前です。

毎日お酒を飲む方、毎日ではないけれど飲む時は大量に飲むという方は、知らない内に肝臓に不調が現れているかもしれません。

ここではアルコールが肝臓に与える影響をご説明しますね。

アルコールによる肝臓障害の中で最も多いのは脂肪肝です。

脂肪肝とは、肝細胞に蓄えられた中性脂肪が30%以上ある事を指します。

アルコールを多く摂取すると、脂肪酸から大量の中性脂肪が生成され蓄積していきます。

この余分な中性脂肪は肝臓だけに留まらず、血中に流れてしまう為、血液をドロドロにし高脂血症や動脈硬化を招く原因となります。

又、脂肪肝の改善をしないと慢性肝炎が起こり、線維化が進みます。

線維化とは、慢性肝炎により肝臓の炎症を繰り返す事で、肝細胞が死滅・減少してしまい、線維組織が増殖してしまう事です。

線維化すると肝臓が硬くなり肝硬変や肝がんになる可能性もあります。

毎日、日本酒で3合・ビールで大瓶3本を2~3年摂取し続けている人は、脂肪肝になりやすいので注意が必要です。

そして、アルコールを摂取すると、分解時にアセトアルデヒドという頭痛や吐き気等の二日酔いの元凶となる物質に変わります。

この物質は人体に有害な物質で、毎日多くのアルコールを摂取していると、少しずつ肝細胞を破壊していき、肝硬変や肝不全を招きます。

アルコールが与える肝臓への負担は大きなものです。

「最近、体の調子が良くない」という方は、禁酒や生活習慣の改善を試みて下さいね。

禁酒は美肌への近道!

禁酒する事は肝臓への負担の軽減だけではなく、女性に嬉しい美肌効果もあります。

アルコールを摂取する事で、肌のターンオーバーやコラーゲンの生成を妨げる活性酸素が生成されます。

そして、活性酸素の働きを抑制させるのは抗酸化作用ですが、その抗酸化作用に欠かせないビタミンCやビタミンEの働きを、アルコールが邪魔してしまうという二重のデメリットがあります。

又、アルコールにより肝臓にダメージを与えてしまうと、肌の主成分であるタンパク質の生成がし辛くなり、シミやたるみ、色素沈着の原因となります。

お酒を飲むと、頬がポッと赤味を帯びて健康そうに見えますが、それは一時的な現象ですので、決して体が喜んでいるわけではありません。

お酒を飲む時間はとても楽しいものですが、美肌の為にも禁酒を成功させましょうね。
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禁酒の効果はまだまだあります!!

肝臓や肌以外にも、アルコールの影響が出る場所があります。

まずは髪の毛です。

「髪の毛のダメージが酷い」「薄毛が気になる」とうい方は、アルコールが関係している可能性もあります。

亜鉛は健やかな髪の毛を生成するのに欠かせない成分ですが、アルコールが体内で分解される際に、この亜鉛が使われてしまいます。

よって、髪の毛の分の亜鉛がアルコールの分解によって不足し、髪の毛に悪影響を与えてしまいます。

次に、禁酒する事でダイエット効果もあります。

アルコールはエンプティカロリー(栄養素がほとんど含まれておらず、体内に蓄積されない)と言われていますが、多くの人が「体内に蓄積されない=太らない」と捉えがちです。

アルコールが体内で蓄積されない理由は、人間の体はアルコールを毒とみなし優先的に分解してしまう為です。

よって、蓄積されないだけでカロリーは摂取しています。

エンプティカロリーと言われている食品を挙げると、スナック菓子・ドーナッツやケーキ・炭酸ジュース等のジャンクフードです。

これだけで、エンプティカロリーの捉え方が間違っていた事に気づきますよね。

そして、各お酒の100mlあたりのカロリーもご紹介します。

ビール→40kcal  発泡酒→45kcal  ワイン→73kcal  日本酒→103kcal

焼酎 甲類→156kcal  焼酎 乙類→146kcal  ウイスキー→235kcal

ブランデー→235kcal  ウォッカ→240kcal  ジン→280kcal

一見するとビールや発泡酒のカロリーが低く、アルコール度数の高いお酒が高カロリーに思われますが、あくまで100mlあたりのカロリーというのをお忘れなく!

又、アルコールと一緒に口にするおつまみにも太る原因があります。

先程もご説明しましたが、アルコールの分解には亜鉛が使われます。

亜鉛は味覚にも大きく関係していて、アルコールの分解の為に亜鉛が不足してしまうと味覚障害を引き起こしてしまいます。

経験のある方は多いと思いますが、お酒のお供に味の濃い食べ物が欲しくなった事がありますよね。

これも亜鉛不足による影響です。

もちろん味付けの濃い食べ物は高カロリーな物が多いですので、摂取カロリーが増します。

禁酒するとお酒・おつまみ分の摂取カロリーがなくなりますので、もちろんダイエットに繋がります。

しかし、お酒が飲めないからといって、お菓子や炭酸ジュースに手を伸ばしてしまうのも危険ですので、ダイエットの為に禁酒をされる方は要注意です。

禁酒の効果はこれだけではありません。

実は冷え性の改善にもなります。

体の冷えが酷い為、寝酒してから睡眠を取るという人もいますが、実は正しい方法ではありません。

確かにアルコールには体温を一時的に上げる作用がありますが、その後、体が下げようと働きます。

体温の上げ下げは、血管を膨張・収縮させて行いますので、血管に余分な負担をかけてしまっているという事です。

血管に負担をかけると血行が悪くなりますので、冷え性の原因となります。

又、アルコールによって体は強制的に睡眠させられている状態ですので、質の良い睡眠がとれるわけではありません。

よって、疲れが取れなかったり、自律神経が乱れてしまう可能性もありますので、体が冷えて眠れない場合は湯たんぽ等を使い、お酒に頼らない様にしましょう。

最後に

今回は、禁酒のメリットや禁酒に効果が現れるまでの期間等をご紹介してきましたがご参考になりましたか?

喫煙は「百害あって一利なし」と言われる程、体への悪影響が注目され続けていますが、お酒はそれ程でもありません。

しかし、今回ご紹介した様に、飲酒でもこれだけのデメリットがある事がお分かり頂けたと思います。

又、禁酒には上記以外にも「集中力がアップした」「朝はスッキリ目覚める事ができる様になった」等の効果もありますので、ご自身の体の変化を楽しみながら禁酒に取り組むと良いかもしれませんね。

禁酒は辛い事だとは思いますが、ご自身やご家族の為にも成功させて、健康な体を維持していきましょうね!

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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