ご家族が多いご家庭、節約に力を注いでいる方、がっつりお肉を食べたい方。
そんな方々の味方である、外国産牛肉!!
しかし、封を切った際「あれ?なんか独特の臭いが・・・」と感じた事はありませんか?
実は、皆さまの身近にある食品で、この独特の臭みをとる事ができるのです。
さらに、お肉を柔らかくする、美味しい食べ方もあるのですよ。
外国産牛肉に臭いがある理由とは?
外国産牛肉の独特の臭いは、牛の飼料(エサ)に関係しています。
牛の飼料は、大きく分けて「牧草」と「穀物飼料」の2種類があります。
穀物飼料を食べて育った牛には、比較的臭みがありません。
しかし、全ての牛肉がそうとは限りませんが、牧草で育った牛には臭みがあり、赤身が多くなるという特徴があります。
日本産の牛肉にあまり臭みがないのは、放牧で育てられる事が少なく、穀物飼料を牛の飼料としている為です。
それに対し、外国では放牧で育てられる牛が多く、牧草を飼料としている為、独特の臭いがでてしまうのです。
では、なぜ外国の牛は牧草で育てられているのか?
それは、低コストで育てる事ができるからです。
よって、外国産牛肉は、安値で購入できるのですよ。
最近では、日本人の味覚に合わせて、穀物飼料で育った牛肉も輸入されています。
今後、臭みの強い牛肉が減っていくのが期待できますね!!
牛肉の臭みは簡単にとれるのです!
1・・・牛乳かヨーグルトに漬け込む
牛乳やヨーグルト等の乳製品には、臭いを吸収する作用があります。
牛肉を使う前日に漬け込み、一晩置いておきます。
スライスなら、もっと時間を短縮しても構いません。
ブロックの場合は、牛乳やヨーグルトに浸けて揉む事で、より効果が増します。
そして、調理前にはしっかり水気を拭き取りましょう。
牛乳やヨーグルトに漬け込む事で、牛肉の臭みを消し、さらに肉を柔らかくしてくれるのですよ!
コスパを考えると、ヨーグルトより牛乳がおすすめですね。
2・・・おろし玉ねぎに漬け込む(キウイフルーツ・パイナップル・おろしニンニク・大根おろしでも代用可能です。)
おろし玉ねぎやキウイフルーツ等には、タンパク質を分解する「プロテアーゼ」という酵素が含まれています。
この酵素が、牛肉の臭みをとってくれるのです。
上記の食品に日本酒を入れて漬け込む事で、より効果がアップしますよ。
3・・・赤ワインに漬け込む(料理酒や日本酒でも代用可能です。)
赤ワインは安い物で構いません。
赤ワインにハーブやスパイス等を加えて漬け込む事で、臭い消しプラス牛肉の旨味を増加させる効果があります。
半日~一晩を目安に漬け込み、調理前には、牛肉の表面を焼き色が付くまで焼きましょう。
この下ごしらえは、煮込み料理に向いています。
ハーブやスパイスは、ブラックペッパー・オレガノ・ローズマリー・ナツメグ等を使いましょうね。
4・・・炭酸水に漬け込む
炭酸水は無味・無糖の物を使用して下さい。
20分~1時間程漬け込み、牛肉に付いた水気を拭き取るだけで、下ごしらえは完了です。
え!?こんな物でも臭みをとれるの?
最近、大人気の重曹。
ご家庭に常備されている方も多いのではないでしょうか?
実は、重曹も牛肉の臭い消しに効果的なのですよ。
重曹は、必ず食用の重曹を使用して下さい。
まず、牛肉の表面にフォーク等で、数か所穴を開けておきます。
次に、水400cc:重曹小さじ1:塩小さじ1を混ぜ合わせた液を作ります。
この重曹液に、先程の牛肉を漬け込んで、下ごしらえは完了です。
2時間~3時間を目安に漬け込んで下さいね。
ブロック肉やステーキ肉の場合は、牛肉に小さじ1程度の重曹を直接擦り込む方法も効果的ですよ。
重曹も、臭い消しと、牛肉を柔らかくするダブルの効果があります。
食用の重曹がご家庭にある方は、試してみる価値アリですよ!
最後に
今回は、外国産牛肉の臭いを消す方法をご紹介してきましたがご参考になりましたか?
安い牛肉を美味しく食べられるなんて、夢の様ですよね!
又、特別な材料ではなく、ご家庭にある物・購入しやすい物ばかりですので、皆さまも実践しやすいと思います。
ぜひ、外国産牛肉で食卓を豊かにして下さいね!